Chiaroscuro / bio tolva から芋づる式に。

本場の北欧エレクトロニカだとばかり思って聴いていたら、日本語の歌詞が出てきて驚いた。


 Chiaroscuro / bio tolva:2012

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bio tolvaなるユニットの詳細はアルバム公式ページを見れば良いとして、このクール・ビューティな感じがとても心地よい。何ならこれ一枚で、梅雨時の鬱陶しさと夏の暑さを乗り切ってしまう勢いで心地よい。

で、アルバムの最後に収録されている『the autumn song』。この曲の女性ヴォーカルが良いのです。久々にツボ。この声、好き。クレジットを見ると "Mai Tsuyutani" と書いてある。murmurというソロユニットと、Bertoiaというバンドで活動しているみたい。

  → murmur公式ページ
  → murmur @MySpace|試聴あり :: アルバム『マーブル模様の午後
  → Bertoia @MySpace|試聴あり :: アルバム『MODERN SYNTHESIS

murmurのほうは、Cymbalsのようなネオアコっぽい音ですな。自分の耳が今聴きたがっている音とはちょっと違った。残念。

Bertoiaは、不思議な浮遊感のあるオルタナ / シューゲイザー。この浮遊感は主にヴォーカルの露谷麻衣の仕業だと思うのだけれど、これ好み。何故か The Velvet Underground の地味なサード・アルバムを思い出したのですが、雰囲気が似ているのだろうか。


 The Velvet Underground:1969

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それから "浮遊感" でいえば Julee Cruise とか。


 Floating Into The Night / Julee Cruise:1989

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ジュリー・クルーズは、『ブルーベルベット』や『ツイン・ピークス』などなど、映画監督デヴィッド・リンチとの仕事で知られていますね。このアルバムも、その流れの中にあります。

うん、書いているうちに何だか bio tolva からとても遠い場所に辿り着いてしまった。

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