デヴィッド・ボウイも逝ってしまわれた…。

年が明けてから、近所のスーパー・サニー/西友の店内BGMでデヴィッド・ボウイの『Life on Mars?』が使われていて、あ〜久しぶりに彼のアルバムでも聴いてみるか…、なんて思っていたところに突然の訃報。

2013年のルー・リードに続いて、カリスマが逝ってしまわれた。

ニュースでは、上辺をなぞっただけの経歴紹介と共に『Ziggy Stardust』『Ziggy Stardust』と連呼されていたけれど、そして勿論『Ziggy Stardust』は名盤に違いないのだけれど、そのいっこ前のアルバム『Hunky Dory』も良いのですよ。


 Hunky Dory / David Bowie:1971

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美しくて、切なくて、素敵なアルバム。上記『Life on Mars?』も収録されている。

アルバム1曲目の『Changes』。

彼の代表曲のひとつなのだけれど、この曲の中でボウイはこう歌っています。

Time may change me
But I can't trace time

で、2014年に発売されたオールタイム・ベストアルバムのタイトルは…

Nothing Has Changed

なのですね。

「時が自分を変えてしまうだろう」と歌ったデヴィッド・ボウイが、数十年のキャリアを経て結局「何も変わっちゃいない」と言えてしまうこの格好良さ。

どうよ。

"デヴィッド・ボウイ" という人生を、きっちり最後まで完璧にプロデュースしきった感、凄いよな。

そんな人生を送ってみたい。道半ばにして、今さらそんなことを思っても遅いかもしれないけれど。

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