俺たちにはまだ 沢田研二がいる。

昨年あたりから、また露出が増え出した沢田研二。盟友・加瀬邦彦率いるワイルドワンズと組んだアルバムが、なかなか良い。



 JULIE WITH THE WILD ONES:2010

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今年の夏はコレ聴いとけばいいんじゃね? と思わせる、定番ながらツボを押さえた極上の曲が並びます。さすがキャリアのなせる業。沢田研二、声がまったく衰えていないのが凄い。

自分がリアルタイムで知っている、70年代後半から80年代中盤にかけての彼の絶頂期。ロックでポップでセクシーでエキセントリックで退廃的な、正にスーパースター。そこから徐々に露出が減って、もう完全に過去の人かと思いきや、全然そんなことない。

あの頃のシャープな顔立ちは、積み重なった時間に埋もれかけているけれど、キレの良かったアクションも、見方によってはコミカルに映ってしまうけれど、沢田研二は正真正銘、現役の、そして現在でも最高レベルのヴォーカリストなのだ。

音楽業界が凹んでいる今だからこそ。

俺たちにはまだ 沢田研二がいる(from『気分はもう戦争』by 大友克洋矢作俊彦)


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