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　岡村靖幸、３度目の復帰。声も体型もだいぶ戻っているようだ。いやいやそんな物は現代のテクノロジーを持ってすれば自在に操れてしまうので、実際にこの目と耳で、動いている岡村ちゃんを確かめるまでは安心できません。

　全編セルフカバーのアルバム２枚同時発売。自分にとっては若干微妙な選曲です。あっと驚くニュー・アレンジ！という曲もほとんど無くて、あの頃を懐かしく思い出すだけならば、CD棚からオリジナルのディスクを引っぱり出せば良いだけの話。

　しかし。

　彼の度重なる不祥事の所為で過去の作品が非常に入手困難になっている昨今、黄金時代の岡村靖幸と現在の岡村靖幸とを同時に楽しめるこの作品の存在意義は、それなりに大きいのです。そして、このアルバムたちを聴いて改めて思ったのだけれど、彼の、替えのきかないオンリーワンな存在感は貴重なのだな。

　なんだかんだ言っても『だいすき』や『あのロン』や『カルアミルク』は青春の一ページを彩った曲であり続けるのです。

　なかなか好調な売り上げの様子。ファンは優しい。また速攻で店頭から作品が撤去されるような事態をちょっとだけ心配して、焦っているのかもｗ

　願わくば、出来るだけ早く完全な新作のリリースを。そして四度目の休暇は無しの方向でお願いします。