矢追純一が帰ってくる。
80年代、そして90年代にかけて日本中を熱狂の渦に巻き込んだ、あのUFOディレクター・矢追純一が帰ってくる。あのミステル・ヤオイが帰ってくるのです。
伝説の木曜スペシャル『矢追純一 UFO現地取材シリーズ』が唐突にDVD化です。
中身は1989年から1992年にかけて日テレ系「木曜スペシャル」で放送された
『矢追純一 UFOシリーズ』、ガキの頃は欠かさず見ていた。矢追本も山のように持っていた。捨てられていなければ、今でも実家の本棚に眠っている筈である。矢追純一の公式サイトに「TV作品」や「著作」のリストがあるので見てみると、なんとまぁ、見覚えのあるタイトルの数々...。
小学生だったオレたちに衝撃を与えた『CIAついにUFOの真実を公表!米空軍は、墜落円盤と宇宙人の死体を隠している?!』(1979年)なんて懐かしいねぇ。
これが放送された前の年、アメリカでCIAが裁判に負けて、CIAの持つUFO関連の機密文書を公開しなくてはならなくなったのです。なんと1000ページ近い文書(丸ごと黒塗りというページもあったけどな)を公開したのです。
当時は割と大騒ぎだったような気がしますが、冷静になって考えてみると「CIAは国家を守るための諜報機関なので、当然(国家的脅威になるかどうかを判断するために)UFO(のような訳の分からない)情報まで収集している」という事が公になっただけなんだよね。
この機密文書に興味のある方は、邦訳も出ています。絶版ですが。→ CIA UFO公式資料集成〈1〉
そして日本中を震撼させたと言っても過言ではない『UFOと米ソ宇宙開発の陰謀!人類火星移送計画が極秘裡にすすめられている!?』(1982年)。いわゆる『第三の選択』というやつですよ。
これは名作。後に世間を騒がせた「異星人解剖フィルム」に匹敵するクオリティの高さ。実家に帰ったらビデオに残っている筈なんだが、でもさすがにテープがダメになっているだろう。
この番組、1977年にイギリスのテレビ局が制作した「エイプリルフール番組」を、さもドキュメンタリーであるかの如く紹介したものだった ... という後日談はよく知られていると思いますが、そんな事とは知らずにリアルタイムで真剣に見ていたオレは、まだまだ純粋な少年だったのだなぁ。
ちなみにイギリスで制作された元ネタの方は、ビデオで発売されていた事がある。
それはともかく、これもDVD化してくれないだろうかなぁ。
そしてその後、オレはすくすくと成長したのです。だから今回のDVD-BOXに収録されている時期のUFOスペシャルは、斜に構えて「ふふふん」と鼻で笑いながら見ていた記憶があります。
「マジェスティック12」や「シグマ計画」、「ロズウェルUFO墜落事件」、「エリア51の謎」...。
完全に分別のつくオトナになった今、あの『異星人解剖フィルム』の洗礼を受けた今、そして『と学会』の本をひと通り読んだ今、伝説の『矢追純一UFO特番』は尚、オレたちにとって伝説であり続ける事が出来るのだろうか。
気になるのはこのDVD-BOX、店頭に並べられる時は「ドキュメンタリー・教養」の棚なんだろうか。それとも「バラエティ」の棚なんだろうか。
とっても気になる。
伝説の木曜スペシャル『矢追純一 UFO現地取材シリーズ』が唐突にDVD化です。
中身は1989年から1992年にかけて日テレ系「木曜スペシャル」で放送された
『国家最高機密文書を入手!その内容とは?』ということで、矢追ものとしては比較的後期の作品ですな。
『UFOに連れ込まれた!そこで目撃したものとは?』
『UFOが墜落!生きた宇宙人と遭遇』
『宇宙人の仕業?キャトルミューティレーション』
『UFOを製造!? エリア51 地下秘密基地の謎を探る!』
『生きた宇宙人が見つかった!?』
『宇宙人は人類の滅亡する日を知っている!?』
『矢追純一 UFOシリーズ』、ガキの頃は欠かさず見ていた。矢追本も山のように持っていた。捨てられていなければ、今でも実家の本棚に眠っている筈である。矢追純一の公式サイトに「TV作品」や「著作」のリストがあるので見てみると、なんとまぁ、見覚えのあるタイトルの数々...。
小学生だったオレたちに衝撃を与えた『CIAついにUFOの真実を公表!米空軍は、墜落円盤と宇宙人の死体を隠している?!』(1979年)なんて懐かしいねぇ。
これが放送された前の年、アメリカでCIAが裁判に負けて、CIAの持つUFO関連の機密文書を公開しなくてはならなくなったのです。なんと1000ページ近い文書(丸ごと黒塗りというページもあったけどな)を公開したのです。
当時は割と大騒ぎだったような気がしますが、冷静になって考えてみると「CIAは国家を守るための諜報機関なので、当然(国家的脅威になるかどうかを判断するために)UFO(のような訳の分からない)情報まで収集している」という事が公になっただけなんだよね。
この機密文書に興味のある方は、邦訳も出ています。絶版ですが。→ CIA UFO公式資料集成〈1〉
そして日本中を震撼させたと言っても過言ではない『UFOと米ソ宇宙開発の陰謀!人類火星移送計画が極秘裡にすすめられている!?』(1982年)。いわゆる『第三の選択』というやつですよ。
これは名作。後に世間を騒がせた「異星人解剖フィルム」に匹敵するクオリティの高さ。実家に帰ったらビデオに残っている筈なんだが、でもさすがにテープがダメになっているだろう。
この番組、1977年にイギリスのテレビ局が制作した「エイプリルフール番組」を、さもドキュメンタリーであるかの如く紹介したものだった ... という後日談はよく知られていると思いますが、そんな事とは知らずにリアルタイムで真剣に見ていたオレは、まだまだ純粋な少年だったのだなぁ。
ちなみにイギリスで制作された元ネタの方は、ビデオで発売されていた事がある。
→ 第3の選択 米ソ宇宙開発の陰謀〜火星移住計画の謎〜 [VHS]オリジナルタイトルは『ALTERNATIVE 3』といいます。この作品情報がallcinema.netというところのデータベースに登録されているのですが、「音楽:ブライアン・イーノ」ってマジっすか。U2やColdplayをプロデュースしたりもしているアンビエント界の大御所。マジっすか。
それはともかく、これもDVD化してくれないだろうかなぁ。
そしてその後、オレはすくすくと成長したのです。だから今回のDVD-BOXに収録されている時期のUFOスペシャルは、斜に構えて「ふふふん」と鼻で笑いながら見ていた記憶があります。
「マジェスティック12」や「シグマ計画」、「ロズウェルUFO墜落事件」、「エリア51の謎」...。
完全に分別のつくオトナになった今、あの『異星人解剖フィルム』の洗礼を受けた今、そして『と学会』の本をひと通り読んだ今、伝説の『矢追純一UFO特番』は尚、オレたちにとって伝説であり続ける事が出来るのだろうか。
気になるのはこのDVD-BOX、店頭に並べられる時は「ドキュメンタリー・教養」の棚なんだろうか。それとも「バラエティ」の棚なんだろうか。
とっても気になる。
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