WBC終戦。レギュラーシーズンへ切り替えて行きましょ〜。

まあ冷静に考えてみると、ペナントレースでも三連覇するのは至難の業。ましてや4年に一度の国際大会で三連覇するなんざぁ、どれだけ難しいか、厳しいか、という話です。

世界の強豪がひしめく中、国内リーグの選手だけでベスト4、充分ではなかろうか。

そりゃあね、あの場面で「ダブルスチールを」というサインは流石に如何なものか、「する」「しない」はっきりさせないとダメだよコージさん … と思うけれど、それも結果論。もし見事に決まっていたら、今頃日本中で大絶賛の嵐が吹き荒れていたわけですよ。

で、ダブルスチール失敗の場面を見た時に、ふと昔の試合を思い出したのです。

あれは何年前だろう。ダイエーの監督時代の王さんが、ある競った試合で当時の主軸・吉永(懐かしいね!)にスクイズのサインを送ったのだな。

スクイズはあえなく失敗。奇策、成就ならず。ホークスのチャンスは一瞬で潰えてしまったのです。

当然、今回のように「あの場面であの作戦はないだろう」という非難が王監督に殺到したのだけれど、その非難に対して王さんが返した言葉をずっと覚えていて、それは、
「あの場面で吉永にスクイズなんて、日本中の誰も想像してなかっただろ? だからあれは最高の作戦だったんだよ。
 監督としての信念に基づくサインだから、絶対に間違っているとは思わない」
やっぱ凄いな、この人…と思ったね。

作戦が目論見通りに決まるか決まらないかは結果論。全てのサインは試合に勝つために、信念に基づいて出されるのです。

山本浩二監督もこう言った。
「この作戦は失敗か成功かだけですから、悔いはありません」
だったら尚更、「してもよい」ではなくて「しろ!」だったんじゃないのかなコージさん。ちょっとだけ悔いが残るけれど、すべてはもう済んだこと。

準決勝進出という結果に胸を張って帰ってきてもらいたいものですな。


というわけで、レギュラーシーズンの準備をせねば。プロ野球・クリンチナンバー計算ページ、2013シーズン版の始動です。

 → パ・リーグはこちら
 → セ・リーグはこちら

あと10日で開幕だぁ。


カテゴリ: