杉内 vs ダルビッシュ。

 数字上も、現実的にも優勝争いは上位二チームに絞られたパ・リーグ。その上位二チーム、ホークスとファイターズの直接対決は、エース同士の投げ合い。

 これは観戦しに行かなくてはなりません。…ということで、久々のヤフードーム。

 土曜日のナイターということもあってドームはほぼ満員。突然「行こう」と思い立ったオレに残された席は、高額の内野指定席と、いちばん安いビジター用の外野立見席のみ。ま、迷わずビジター立見席だわな。こっそりファイターズファンに混じって観戦するのです。

 試合は、期待に違わぬ投手戦。

 すいすいと気持ちのよい投球を続ける杉内に対して、粘って持ちこたえるダルビッシュ。ホークス打線といえば「コンセプトなしにただただ振りまくる、良く言えば真っ向勝負、悪く言えば、少しは工夫しろよば〜か」なイメージが強いのですが、今日はなんだか印象が違います。ダルビッシュに対してこつこつと、ひとつでも先の塁へ、強振しないで逆方向へ…。

 そんなホークスの攻撃にハマったダルビッシュ、球数が多い多い。スコアは初回に取り合った1対1のまま動かなかったのだけれど、ドームのホークスファンの間では「今日はいけるかもわからんね」という雰囲気が次第に高まります。

 で、終盤8回に勝ち越し。

 9回には鵜久森の、ドーム全体が狐につままれたようなビデオ判定ホームランで詰め寄られますが、杉内は全く危なげなしの完投勝利。

 うん、素晴らしい。
 これ以降の優勝争い、そして鬼門のクライマックスシリーズに向けて、大いなる希望が湧いてくるような素晴らしいゲームでした。

しかしホークス・内川のスタジアム人気は異常。超人気者。

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