Macのウィルス対策。

「Appleさんがユーザに、ウィルス対策ソフト導入を勧める」というCNET Japanの記事。Mac OS X自体が攻撃に対して弱くなっているわけではなく、ユーザがウェブアプリケーションを悪用される事に対して気にしてなさ過ぎ、ということだそうだ。

そういえば漢字Talkの頃からMacを使っているけれど、ウィルス対策のセキュリティソフトなんて使った事が無かったなぁ。... ということで調べてみた。

「安全はカネで買え」という人は、迷わず市販アプリケーションを。
Appleさん推奨商品は、この3つ。

ウイルスバリア X5:製品レビューを見ると、Macの起動が死ぬほど遅くなるそうだ。

Norton AntiVirus 11.0 for Mac:お馴染みノートンさん。

McAfee VirusScan for Mac

ユーティリティソフト @ Apple Store

市場規模が小さいと、選択肢は少ないわ製品の完成度は低いわ大変ですなぁ、ご同輩。

「フリーウェアはあるのかな」と思っている人は選択の余地無し。探しても探してもClamXavという奴しか見つからない。

ClamXavダウンロードページ(英語:アプリケーション自体は日本語化されている)

設定方法などはコチラ↓に素晴らしいドキュメントがあります。

ClamXav - ドキュメンテーション -

早速インストールしてホームフォルダをスキャンしてみると、アドウェアが発見された。自分のMac自体に影響は無いのだけれど、感染ファイルをメールに添付してWindowsユーザに送ってしまえば相手に迷惑をかけてしまう。Macユーザも、自分は発症しないかも知れないが、潜在的なウィルスキャリアになっている場合もあるのです。対策して損は無し。

このClamXav、任意のフォルダを常駐監視も出来るので設定してみた。試しにホームフォルダを監視させてみる。サブフォルダが監視対象に入っているのかいないのか、よく分からない。ネットで色々検索してみると「Mac OS X10.4以降ではサブフォルダも監視対象に」とあるのだが、どうやったら確かめられるの?

まぁ常駐監視ソフトにありがちだけど、メモリをたくさん食いますなぁ。Mac全体の動作に影響するほどではないけれど。

ClamXavのアンインストールは、ダウンロードしたディスクイメージの中にある「REMOVE_engine.command」をダブルクリック。するとターミナルが立ち上がるので、いわれた通りに自分のパスワードを入力。いろいろ自動的に削除して終了するので、そうしたらClamXav.appを削除すれば綺麗さっぱり、の筈。

ということで。

[ 2008年12月8日 追記]
Appleさん、この「ウィルス対策ソフト導入を勧める」という文書を削除したようですな。
CNET Japanの記事
いずれにせよ、用心するに越した事は無いのだ。

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