ウェブブラウザ・Vivaldiの『Webパネル』がとっても便利。Webパネルのユーザエージェントを変更してみたり。

なんだかもう手放せない。ウェブブラウザ・Vivaldi です。

Vivaldi には『Webパネル』という機能があって、

サイドバーに表示されるWebパネルを使って、ブラウザのメインのウィンドウに表示されているページを閲覧しながら、同時にニュースを読んだり、ソーシャメディアサイトをフォローしたり、友達とチャットが可能です。

…というものなのだけれど、これが超便利。

メインウィンドウで調べ物をしながら、サイドペインのWebパネルに野球速報を表示させておいたり、Twitter を監視したりと、今まで PC とスマホを行ったり来たりしていた作業が劇的に楽ちんになったのだな。

海外サイトを閲覧する時に、WebパネルにGoogle翻訳を立ち上げておくと、あら便利。

で、このWebパネル、ユーザーエージェントとして "モバイル版ブラウザである" と認識される値がセットしてあって、基本的にはモバイルサイトを表示する仕様になっています。ユーザエージェントの具体的な文字列は次のような感じ。

Mozilla/5.0 (Linux; Android 5.5.1) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/45.0.2454.99 Mobile Safari/537.36 Vivaldi/1.0.321.3

この値、Yahoo! Japan のいくつかのページでは "モバイルからのアクセス" と認識してくれないのだな。強制的にPC版のページに飛ばされてしまいます。

これでは不便なので、Webパネルのユーザエージェントを書き換えてしまいます。Vivaldi本体の bundle.js というファイルを弄るので、注意して行ってください。

bundle.js の場所は、

  • Windows:
    [インストールした場所]\Vivaldi\Application\[バージョン番号]\resources\vivaldi\
  • Ubuntu:
    /opt/vivaldi/resources/vivaldi/
  • Mac:ちょっと今、手元にないので未確認。【2015.11.28 以下を追記】
  • /Applications/Vivaldi.app/Contents/Versions/[バージョン番号]/Vivaldi Framework.framework/Resources/vivaldi/bundle.js

です。

bundle.js が見つかったら、それをテキストエディタで開いて、文字列 "Linux; Android 5.5.1" (=上記ユーザエージェントの赤字の部分)を検索。たぶん一箇所だけにしか無いと思います。

それを "iPhone; CPU iPhone OS 9_1 like Mac OS X" に書き換えて保存。そして Vivaldi を起動。

Webパネルから userAgent Checker ( http://freefielder.jp/lab/ua_checker/) にアクセスして、ユーザエージェント文字列が、

Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 9_1 like Mac OS X) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/45.0.2454.99 Mobile Safari/537.36 Vivaldi/1.0.321.3

となっていれば成功。これで Yahoo! Japan のモバイルページを Webパネルから閲覧することができるようになります。

ただし Vivaldi をアップデートすると多分この変更は消えてしまうので、ちょっと煩わしい。も少しスマートにできたら良いのだけれど。

【2015-12-04 追記】

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