1941。

誰にだって忘れてしまいたい過去がある。

映画監督スティーブン・スピルバーグにとって、そして世界の三船敏郎にとって、この作品は、そんな「黒歴史」だったりするのかもしれない。

大失敗コメディ映画『1941』、ついにDVD発売。

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太平洋戦争開戦直後、大日本帝国海軍の潜水艦がアメリカ西海岸に迫る! 迎え撃つアメリカ軍はバカばっかり。さてさて、どうなる...。

監督は『JAWS』『未知との遭遇』と立て続けにメガヒットを飛ばした直後のスピルバーグ。ちなみにこの作品の後、スピルバーグは『レイダース』を撮る訳です。19年ぶりの『インディ・ジョーンズ』シリーズが公開された2008年に、幻の作品『1941』がDVD化。何という因果か。

そしてこの映画に出演するしばらく前、『スターウォーズ』への出演オファーを「子供向けの映画には出ない」とも「そんなよく知らない監督の作品には出ない」とも伝えられる理由で断ったとされる三船敏郎(こちらのサイトでは、そもそも三船さんにはオファーは無かったという話も書かれています。実際のところはどうなんでしょう)。この作品のオファーは断らなかったものの、結果はなんとも苦いものになりました。

昔、何度も何度もTVで放映されたのを観ているのだが、言われているほど悪くはないんじゃないか、と思ったものだ。でもそれは、子供だった所為かもしれないし、吹き替えの妙、みたいな小技に騙されていたのかもしれない。「スピルバーグ」という名前に騙されていたのかも。いま一度この作品を観たら、さて、どんな感想を持つのでしょう。

そんな『1941』にも、輝いているものがあるのです。
それは、ジョン・ウィリアムズの手によるサウンドトラック。ジョン・ウィリアムズ史上、屈指の名曲『1941のマーチ』を聴け。『ジョン・ウィリアムズ・グレイテスト・ヒッツ』に収録。

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