PowerBookの復旧作業...。

HDDの換装完了。

クラッシュしたHDDは80GB、新しいのは120GB。
とりあえずスペックをUPさせないと悔しい!というだけで選びました。

しかしHDDも安くなりましたなぁ。
5〜6年前だったか、今回と同じ2.5インチATA100のハードディスクを買ったことがあるのだが、その時は40GBで2万円台の中盤だったような覚えが。
今回は120GBで8,000円台。

探せばもっと安いものもあるしな。

Apple Storeユーティリティソフト

とりあえず、まっさらのHDDにOSをインストール。
この機会にLeopardにしようかとも思ったが、いやいや、まだまだTigerで行こうではないか。

データの移行作業をしなくて良い(というかしたくても出来ないんだけどね、前のハードディスクが物理的にお亡くなりになっちゃたから...)、というのは楽でよい。

まずはソフトウェア・アップデートをかける。

そしてメールの設定。
FireFoxをダウンロードしてインストール。ブックマークが全部消えちゃったのが、ちょっと悲しい。

iPod nano

それから、iTunesのライブラリの回復作業
これが結構大変。

iPod / iTunes っていうのは、

・iTunes → iPod への音楽ファイル転送
は簡単に出来るのだけれど、その逆は簡単には出来ないようになっている。
音楽ファイルをあっちこっち違法コピーさせないための仕様なのだろうけど、今回はHDDのクラッシュからの回復という、完全に合法的な理由である。なんとか方法を探ろうっと。

というわけで、iPodをPowerBookに接続。

iTunesが自動的に立ち上がる。立ち上がらない時は立ち上げる。

先にiTunesの設定をしておこう。

  • デバイス → < 自分のiPodの名前 >をクリック。「音楽を手動管理する」にチェック。
これで、iPodは外付けドライブとして、MacのFinderが認識してくれるはず。
さらに、

  • メニューバーの iTunes → 環境設定 を開く。
    • 「詳細」→「一般」タブをクリック。
    • 「"iTunes Music"フォルダを整理する」にチェック。
iTunesのほうは、ひとまずOK。

そしてiPod。
まず、iPod内のどこに音楽ファイルが保存されているかというと、

  • iPod_Control というフォルダの中の Music というフォルダ内
に、雑多に(まぁiPodなりに何か考えてるんだろうが)格納されています。
この「iPod_Control」フォルダは不可視属性が設定されているので、このままでは見ることさえ出来ませぬ。

まずは不可視ファイルを見えるようにしてみよう。

「ターミナル.app」を立ち上げて、次のコマンドを入力。

defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles TRUE
そして、Finderを強制終了。これもコマンドラインから

killall Finder
と入力。

Finderは勝手に再起動して、不可視ファイルがFinderから見えるようになります。

Finderウインドウを立ち上げて、< 自分のiPodの名前 > → "iPod_Control"フォルダ に移動。"Music"フォルダがありますね?もう何も考えずに、"Music"フォルダごと、PowerBookの"iTunes Music"フォルダにコピー。

これでOK。
と思いきや、iTunesを立ち上げ直しても、ライブラリの中身は空っぽのまま。

どうも、コピーしてきた"Music"フォルダの属性が「不可視」のままだと、iTunesは見つけられないようだ。

というわけで、「ファイル / フォルダの可視属性を変更出来るユーティリティ」をインストールしてみよう。

Mac OS X用コンテキストメニュープラグインというページの「AmVisibilityCMX」というプラグインを使わせていただきました。

これを使って、"Music"フォルダを「可視」にする。

それからiTunesを立ち上げると、ライブラリが無事にアップデートされるはず。音楽ファイル名なども勝手に直してくれます。無事にライブラリ復活。

あ、それからFinderの表示設定を元に戻さなくては。

「ターミナル.app」を立ち上げて、次のコマンドを入力。

defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles FALSE
そして、Finderを強制終了。コマンドラインから

killall Finder
と入力。
不可視ファイルは元のように見えなくなりました。

以上。

文章で書くと面倒くさそうだけど、実際は「音楽ファイルのコピーにかかる時間+α」ぐらいの時間で完結しますので、iPod内の音楽ファイルを救い出したい方はやってみてくださいな。

新しいiPod touch

※iPod内の音楽ファイルを吸い出してくれるユーティリティとか、ネットを探したらいくらでも出てきます。面倒な方は、そちらをお使いになってもよろしいかと。


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