WindowsとデュアルブートなUbuntuでは、共用のNTFSパーティションのマウントに失敗しがち。直す。
Windows 10 と Ubuntu とのデュアルブート環境を構築しています。
で、Windowsを立ち上げたときにも、Ubuntuを立ち上げたときにも同じ書類にアクセスできるように、NTFSパーティションをひとつ用意しています。要するに、内蔵ドライブは以下のような具合。
- /dev/sda1 … Windows 起動パーティション
- /dev/sda2 … Ubuntu 起動パーティション
- /dev/sda3 … Win / Ubuntu どちらからもアクセスできるNTFSパーティション
さて、Ubuntuを起動して件のパーティション(/dev/sda3)をマウントしようとすると、
Metadata kept in Windows cache, refused to mount.
Failed to mount '/dev/sda3': 許可されていない操作です
というエラーメッセージが出てマウントできなかったり、読み取り専用(書き込み禁止)でマウントされてしまう場合が多々あります。ファイルは開けるけれど、編集して保存が効かない。意味がない。
そもそもこうなる原因は、Windows 10の「高速スタートアップ」機能。Windowsが起動時間を短縮するために作成するキャッシュが、Ubuntu側に悪さをするのです。
Ubuntu側で一時的に解決するには、ターミナルを開いて…
…を実行します。/dev/sda3 は、マウント時にエラーが出るパーティション。このコマンドで修復が完了すれば、問題なくマウントできるようになる筈。
一方、恒久的に問題を解決するには、Windowsの「高速スタートアップ」を無効にする必要があります。この設定が、かなり分かりづらい場所にあるのだな。
一旦 Ubuntu を終了して Windows を立ち上げたら、コントロールパネルを開きます。
- スタートメニュー → Windows システム ツール → コントロールパネル
"ハードウェアとサウンド" をクリック。
「電源オプション」の "電源ボタンの動作の変更" をクリック。
もし、"現在利用可能ではない設定を変更します" と表示されていたらそれをクリック。その後「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外します。
で、「変更の保存」。
これでWindowsの高速起動を無効にできました。
もう二度と問題は起きない筈。Ubuntuを起動して、無事にマウントできるか確かめてみてください。
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