【Ubuntu】ポップノイズ / クリックノイズの発生を止める。

仕事が一息ついたので、超遅ればせながら Ubuntu を 20.04LTS → 22.04LTS にアップグレードしてみたら、スピーカ / イヤホンから頻繁にポップノイズ / クリックノイズが発生するようになってしまった。

無音状態のときに、思い出したかのように断続的に "プツッ" "プツッ" と繰り返される。不快なこと、この上ない。

原因も解消方法もさまざまっぽいのだけれど、うちでは以下の方法で解決。この方法で解決する場合、原因は PulseAudio のオートサスペンド機能。この機能をオフにしてやると不快なクリックノイズは生じなくなりました。

PulseAudio の設定ファイルを開く。

sudo nano /etc/pulse/default.pa

115行目あたりに、

load-module module-suspend-on-idle

という行があるので、コメントアウト。

# load-module module-suspend-on-idle

保存したら、PulseAudioを停止 → 再起動。

pulseaudio -k
pulseaudio --start

以上。

/etc/pulse/default.pa に加えて /etc/pulse/system.pa でも同様に、load-module module-suspend-on-idle の行をコメントアウトしておくと安心かもしれません。

当該モジュールの読み込みを止めるには、上記の「設定ファイルを編集する」方法の他に「個人用設定ファイルを作成し、当該モジュールをアンロードする」という方法もあります。

個人用設定ファイルは、自分のホームディレクトリ直下の .config/pulse/default.pa です。このファイルが無ければ作成、あれば編集。

nano ~/.config/pulse/default.pa

以下を記述。

.include /etc/pulse/default.pa
.nofail
unload-module module-suspend-on-idle
.fail

「/etc/pulse/default.pa (デフォルト設定)を読み込んで、正しく読み込めたら module-suspend-on-idle モジュールをアンロードする。読み込めなかったら何もしない」

ファイルを保存したら、PulseAudio の再起動。

pulseaudio -k
pulseaudio --start

不快なクリックノイズとはおさらばだ。

【メモ】

ターミナルで、

man pulse-cli-syntax

…と打ち込むと、PulseAudio 設定ファイルなどで使用される書式を確認できます。

カテゴリ: