【Ubuntu】急にVirtualBoxが立ち上がらなくなったので直す。

UbuntuホストのVirtualBoxから仮想マシンを立ち上げようとすると、エラーが出て起動できなくなってしまった。

vbox_driver_error.png

エラーの詳細を見てみると「ドライバがきちんと設定されていない」あるいは「ホストがセキュア・ブートなEFIシステムの場合、VBoxのドライバ/モジュールが適切に署名されていない」可能性があるので確認してね…とのこと。

この間まで正常に動作していたのに、何かの拍子にこの辺りの設定がおかしくなってしまったらしい。

※ PCのBIOSをアップデートした後に、モジュールの再登録が必要になるようです。

設定し直してみましょ。

端末を立ち上げて…

$ sudo dpkg-reconfigure virtualbox-6.1

…を実行。

ここで何らかのエラーが起きなければ、こちらの記事:Secure BootなUbuntu 18.04にVirtualBox 6.0をインストール。もうそんなに難しくない。で書いたように、

  • MOK登録ダイアログが表示されるので、登録用のパスワードを設定。
  • システムを再起動。
  • MOK登録画面が表示されるので、先程のパスワードを使用してキーを登録。
  • 再起動。
  • 起動したら端末上で sudo /sbin/vboxconfig を実行。

…という流れで無事にモジュール登録が完了する筈です。この一連の操作が完了したならば、VirtualBoxから仮想マシンを立ち上げるのも問題ない筈。

もしも dpkg-reconfigure の実行時に "別プロセスによってファイルがロックされているので云々…" というエラーが出て先に進めない時には、現在走っているプロセスを確認してみましょ。端末で

$ top

と、topコマンドを実行してみると、frontend というコマンドが走っていませんか? 走っていたら原因は多分これなので、まず frontend 関連プロセスを止めます。

$ sudo killall -9 frontend
frontendプログラムは、(上記の)ドライバ登録用のキーが入力されるのを延々と待ち続けているらしい。要するに、セキュア・ブート環境で、インストールしたモジュールの登録が適切に済んでいない場合に、こいつが走り続けてしまうのではないのかな。違うかな。
uefi - CPU running much harder/louder after software update - Ask Ubuntu

frontend をストップさせた後に、上の操作を実行してみます。

うちはこれで無事に作業を完了することができ、VirtualBoxが再び正常に使えるようになりました。

以上、よろしくどうぞ。

【うちの環境(ホストマシン)】
  • Lenovo M715q tiny 2nd : AMD Ryzen 5 PRO 2400GE
  • Secure Boot 有効
  • Ubuntu 18.04.3 カーネル:5.4.0-42-generic
  • VirtualBox 6.1.14

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