ジョークの解説はカエルの解剖に似ている。
上手いこと言う。
「ジョークの面白さを説明されて理解したところで、もうそのジョークは面白くない」という格言ですね。「冗談に説明を求める」などという野暮なことをするもんじゃない…という意味にも取れますな。
この素敵な名言、いくつかのバリエーションがありますが、その出典が「マーク・トウェインの言葉である」という説と「E.B.ホワイトの言葉である」という説が入り乱れています。
- マーク・トウェイン…アメリカの作家。『トム・ソーヤーの冒険』など。1835-1910。
- E.B.ホワイト…アメリカの作家。『スチュアート・リトル』など。1899-1985。
両人とも、こういう事を言いそうなイメージなのだなぁ。さて、どちらの言葉なのか。こういうの、本当のところはどうなのか、とても気になるのです。
で、調べていると Quote Investigator という素晴らしいサイトに行き着いた。名言・格言の出典を調査しているサイトです。
このサイトの調査によると、初出はE.B.ホワイトの1941年の著作であるとのこと。
加えて、この言葉がマーク・トウェインのものであるとの証拠は見つからなかった、ということです。
というわけで、すっきり。
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