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この時期になると、新聞やスポーツニュースで「セ・リーグ優勝ライン」などという表が出るでしょ。例えば今朝の読売新聞。

これに昔から不満があるのです。

この表をぱっと見ると「巨人は残り12試合全勝しても、ヤクルトや阪神がそれを上回る（=巨人は優勝できない）可能性がある。厳しいなぁ…」というように見えませんか?

まぁ厳しいことには変わりないのだけれど、巨人は対ヤクルト直接対決を4試合、対阪神を3試合残しています。つまり巨人が全勝 = ヤクルトは少なくとも4敗・阪神は少なくとも3敗するわけで、仮に巨人全勝ならば、もうそれはぶっちぎりの優勝確定なのです。

それから、同じ「残り試合8勝4敗」でも「上位チームとの直接対決に全部勝った上での8勝4敗」と「上位チームとの対戦で勝ったり負けたりした結果の8勝4敗」では、優勝への道程の厳しさが全く違います。

…という部分を考慮してでっち上げたのがこちら。

　→ セリーグ 2015 優勝計算マトリクス

各チーム間の今後の対戦成績を指定してやると、最終勝率を自動的に計算します。

これを見るとジャイアンツ、「スワローズ・タイガースとの直接対決を全部制した上での8勝4敗」ならば、割と優勝が絶望的ではない気にもなってくるので不思議。とは言え、勝率 .667 はやっぱりちょっと厳しいか。

このスクリプト、まだまだ何か使いづらいので、少しずつ改良を加えつつシーズン終了を迎えるのです。