ブラッド・ペニー。

ホークスにMLB最多勝投手が来るよ…というニュース。MLBタイトルホルダーの先発投手が日本でプレーするのは初めてではなかろうか。

  → ブラッド・ペニー選手入団のお知らせ|ホークス公式

メジャーで文句なしの実績を引っさげてホークスに入団した選手と言えば、投手ではシーズン最多セーブ記録を持っていたこともあるボビー・シグペン、後にMLB殿堂入りを果たすリッチ・ゴセージ、打者ではリーグMVPを獲得したことがあるケビン・ミッチェルあたりですか。

シグペンは、当時の決して強くはなかったホークスでそれなりに活躍。でも肩が壊れていたのね。ゴセージは年齢から来る衰えは隠せず、ミッチェルはご存知の通り、実力は申し分無かったのだけれど性格が壊れていたのです。

さて今回のMLB最多勝男、ブラッド・ペニーはどうなのか。

昨シーズンはデトロイト・タイガースで31試合に先発して11勝11敗。いちおう年間を通してローテーションを守り切ったようなのだけれど、驚愕のQS率42%…。
★QS率:クオリティ・スタート率
QSは「先発投手が6イニング以上投げ、自責点3以内に抑えた試合数」。QS率は「全先発試合数に対するQSの割合」。QS率が70%台後半以上だと「おぉ、凄いな。安定しているね」、60%台だと「うん普通」…という感じだろうか。
ちなみに2011シーズン、杉内のQS率は91.3%、ダルビッシュは96.4%という信じられない数字。ブラッド・ペニー、42%…。

向こうの FanGraphs Baseball というサイトで、ペニーの昨シーズンの試合別スタッツを見ることができるのですが、だいたい5〜6回までにランナーを二ケタ出して、結果勝ったり負けたり…みたいな試合が殆どですな。

うーん。

昨年の数字を参考にする限り、勝つにせよ負けるにせよ、見る側をイライラさせるピッチングが得意なようだ。

まぁあまり過度な期待をしすぎずに、まったりと見守りましょ。スタッツがどうこうというのも重要かもしれないけれど「一年間ローテーションを守って、しかも負け越していない=他のピッチャーが作った貯金を食いつぶさない」というだけで、先発投手としては一応合格だったりもするのです。

しかしペニーさん、経歴を辿ってみると、2008年に肩をぶっ壊しているのね…。

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