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　嵐のメンバーが出演する au の「未来は、選べる」CM。バックで流れる曲は、パンクのカリスマとして現在でも一部で熱狂的に崇め奉られているシド・ヴィシャスが歌う『My Way』。フランク・シナトラの名曲のカバーです。

　凄いな、au。
　ついこの間まで iPhone に対するネガティブ・キャンペーンを張っていたと思ったら、iPhone をゲットしたとたんに「Android au」の看板を早々に降ろし、Lady Gagaさんは居なかった事にされ、攻撃対象を iPhone から Softbank へと変更。

　あげくに新CMのBGMには『My Way』を使用、と来たもんだ。


　オレのやりたいようにやってきたんだぜ。何か文句ある？…とでも言いたげなこの態度。掌を返した上でのこの開き直り、居直りは本当に素晴らしい。
　わはは。

　近所にこんな人が居たら、絶対に友達にはなりたくない。信頼できないもんな。まぁもう一方の iPhone 販売会社を心から信用できるか、というのはまた別の話だけれど。

　企業としてのプライドも信用もかなぐり捨てたかのような au の新戦略。iPhone の価格設定で、いきなりちょっと期待はずれだったりもするのですが、さて、どう転んでいきますか。生暖かく見守ってゆくのです。

　さてこの曲、シド・ヴィシャスの唯一のアルバム『Sid Sings』に収録されています。でも個人的な感想を言うと、このアルバムには聴くべきものが殆ど無いのです。ライブ録音で音もよろしくない。
　なので、この曲を手に入れたいのならば、Sex Pistols のベストアルバム、例えば『Kiss This』あたりをお薦めします。ただしピストルズの『Never Mind the Bollocks』を持っている人は曲が全てカブってしまいますが。