やつらの足音のバラード。

なんにもない
なんにもない
たく 
なんにもない
 
生まれた
生まれた 
なにが
生まれた
 
 
星がひとつ 
というわけで、秋の夜長に聴いてみるのは『やつらの足音のバラード』。

園山俊二原作のアニメ『はじめ人間ギャートルズ』のエンディングテーマで、作詞は園山俊二、作曲はかまやつひろし。ムッシュは良い曲を書きますなぁ。破天荒なギャグアニメのラストに流れるこの曲を聴いて、当時の子供は気が遠くなるくらいの遠い時代に想いを巡らせた訳ですよ。

アニメ版のオリジナルは、例えばコチラ↓のアルバムで聴くことが出来る。歌っているのはちのはじめ


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オリジナルも懐かしくていいけれど、ムッシュ本人のセルフカバーも良い。2002年に出たセルフカバーアルバム『Classics / ムッシュかまやつ』に収録。タワーレコード では試聴も出来ます。

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ちょいマニアックな名曲ということで、いろんな人がカバーをしているのだけれど、有名なのは、まず小泉今日子っすか。1993年のアルバム『TRAVEL ROCK 』に収録されています。オリジナルよりも、もっとスローなアレンジ。ちなみにこのアルバム、出来は普通なんだけど、ジャケットだけは非常にカッコいい。

それからスガシカオ。2002年のシングル『秘密』のカップリングとして収録。タワーレコード で試聴もできます。これは正直、そんなにぐっと来るアレンジでは無いかなぁ...。

最近では、このブログでも猛プッシュした6 feat. TeNというアーティストもカバーしています。旭化成のCMで流れている『さよならの向う側』を歌っている人ね。このシングルのカップリングにこそっと入っている。タワレコ では試聴も可能。
このアレンジはなかなか。ちょいハスキーなTeNのボーカルに、曲もアレンジもフィットしてますねぇ。

でも一番おすすめなのは、これ↓。


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このアルバム、昨年の「なんでもかんでもBossa Novaアレンジでカバーしとけ」ブームの真っただ中にリリースされた、タイトル通り「アニメソングをBossaでアレンジしてみました。流行のアニソンと、流行のBossaを組み合わせたんだから、そこそこ売れるんじゃないの?」的な、まぁ安直なコンセプトのアルバムなのですが、中々どうして。

やつらの足音のバラード』は、女性ボーカル+アコギで静かに聴かせる。あとは『ロマンティックあげるよ』(ドラゴンボールね)とか『ラブ・シュプール』(ルパン三世)とか、いい感じ。ただ一休さんのエンディングテーマ『ははうえさま』を素敵なBossaでやられた日にゃ、ちょっとリアクションに困る。とりあえず、ニヤッとしとくか。

いろんな意味で、聴いて損は無いっす。

そんなこんなで、長い夜は更けてゆくのです。

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