原恵一。

昨年公開されたアニメ映画『河童のクゥと夏休み』DVD発売決定。



監督の原恵一
この人が描く「日常の中の非日常」あるいは「非日常の中の日常」の緻密な描写は、とても心に響く。

原恵一に最初にヤラれたのは『映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』。
何年も前、テレビで放映されていたのをぼんやりと観ていたら、いつの間にかストーリーに引きずり込まれ、いつの間にか号泣。くっそ〜、『クレしん』ごときが大の大人を泣かせやがって。

映画を見て、初めて、真剣に、泣いた。

そして、名作の誉れ高い『映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』。これもじわじわ来た。

自信がある。
この2本は、いつ観ても泣ける。

『映画 クレしん』観ていると、自分はもう完全に「ヒロシ目線」になっている事に気付くのだなぁ。画面の中のヒロシを通して「しんのすけ、頑張れ。諦めるな」と思い、「何があっても家族はオレが守る」と思うのだ。ヒロシ、カッコいい男だよ。

で、『河童のクゥ』。

監督・原恵一の、この作品に対する思い入れが強すぎて、若干、内容を詰め込み過ぎでとっちらかった感は否めない。話によると40分くらいにも及ぶカットシーンがあるようで、それを含めた『完全版』を観たらもっとスッキリするのかもしれない。でも、淡々と積み重なる日常描写、心理描写に引込まれて、やっぱり、ちょっと泣いた。

さて、原恵一の次回作は?企画は動いているらしいのだが。

早く!早く!


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