【Ubuntu】ExifToolで画像のExif情報を編集する。

ふと、自分で録った写真の画像ファイルにコピーライト情報を書き込みたいな、と思って調べてみた。

Ubuntuの公式リポジトリに digikam というものがあったのでインストールしてみたのだけれど、これはどうやら所謂 "写真/アルバム管理ソフト" で、「Exif をちょこちょこっと編集したい」という用途にはオーバースペックすぎる。

もちろん、digikam で Exif を編集することは可能です。

もっとシンプルなものは無いのかな。

ということで、ExifTool。今回の自分の目的にピッタリのコマンドラインツールです。

Linux, Mac, Windows で動きます。うちの Ubuntu マシン用に Linux 版をダウンロード。

インストールは簡単。

  1. ダウンロードしてきた "Image-ExifTool-xx.xx.zip" を適当な場所に展開。
  2. ターミナルを開いて、現れたフォルダ内に移動。
  3. 以下のコマンドを順番に実行。
    perl Makefile.PL
    make
    make test
    sudo make install
    何も問題が生じなければ、以上でインストール完了。

使いかたも簡単。コマンドラインだからといって恐れる必要なし。

・ファイル sample.jpg の Exif を表示するには、シンプルに…

exiftool sample.jpg

以下のように、ずらずらっと情報が表示されます。

et001.png

・コピーライト情報を埋め込みたい(あるいは変更したい)ときには…

exiftool -copyright="2017 freefielder.jp" sample.jpg

などとしてやると、Copyright タグに "2017 freefielder.jp" が書き込まれます。

・ファイルの作成者情報は、同様に…

exiftool -artist="tyz" sample.jpg

とすればOK。

複数のタグを同時に書き込むこともできます。

exiftool -artist="tyz" -copyright="2017 freefielder.jp" sample.jpg

確認してみると…

et002.png

できていますね。

・同一ディレクトリ内のすべてのファイルに、一気に変更を適用することも可能。例えば以下のような具合。

exiftool -artist="tyz" -copyright="2017 freefielder.jp" ~/Picture/

自分でスクリプトを組んでバッチ処理…とかいう手間が省けるので良いですな。

基本的な使いかたは 公式ページの使用例 をご覧ください。

ということで。

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