『三菱東京UFJ銀行ーー安全確認』というフィッシングメールが止まらない。

サイトでメールアドレスを公開している関係で、要らんメールが毎日山ほど届くのだけれども、まぁある程度は仕方がない。

しばらく前から件名が『三菱東京UFJ銀行ーー安全確認』または『楽天銀行ーー安全確認』というメールが定期的に何通も何通も届くわけです。うちはMUFGにも楽天銀行にも口座は無いので、開封するまでもなく 怪しいメール だということはバレバレなのですが、とりあえず開いてみると、これが稚拙。

こんにちは!

これは三菱東京UFJ銀行によって行っているユーザ番号の調査です。
あなたのユーザ番号は使用停止になっているかどうかをチェックしています。
あなたのユーザ番号は合法的であることが保障できるために、下記のリンクをクリックしてください。
https://(ありそうなURLだけど実際のリンクはフィッシングサイトに張られています)

あなたのユーザ番号の承認が完成された後、三菱東京UFJ銀行よりあなたのユーザ番号をチェックしていただきます。

お、おう、こんにちは!…ってw

日本語のビジネスメール/公式メールで、書き出しが「こんにちは!」って絶対に有り得ない。せめて "!" を使うのは自重しないと。

その後に続く文章も微妙に違和感があるし、ちゃんとした会社からのちゃんとしたメールであれば「あなたの」ではなくて「お客様の」という文言を使うよな、普通。

メールヘッダから送信元を確認してみると、中国。やはりか。
送り主のメールアドレスは xxx@mufg.jp とか xxx@rakuten-bank.co.jp などとキチンと偽装している場合もあれば、xxx@yahoo.com.tw と、どうせ詐欺をするならもう少し細かいところまで気を配ろうよ…という場合もありますね。

こんなしょぼいフィッシング詐欺メール、引っ掛かる人は居らんやろ…と思うのだけれど、同様のメールが1ヶ月以上も送信され続けているということは、割と詐欺の成果が挙がっているということなのかいな。

[2013.12.27追記]
 三菱東京UFJフィッシングメールに新バージョン登場。こちらの記事を。

最近は、ウェブブラウザが怪しいサイトへの接続をブロックしてくれたりもするけれど、みなさんもお気を付け下さいな。

そういえば、ちょっと前には『スクウェア·エニックスアカウントーー安全確認』というフィッシングメールがよく届いていましたな。

たぶん同じ一味の仕業。こちらのメールは送信を重ねるごとに文面の日本語が上達していくのが面白かったのだけれど、ここで磨いた日本語スキルを何故リセットしてしまったのか、不思議。

ちなみにうちに届いたスクエニ・フィッシングメールの最終型はこちら。

お客様


株式会社营团社サービスシステムをご利用いただき、ありがとうございます。
システムはお客様のアカウントが異常にログインされたことを感知しました。
下記のログイン時間を照らし合せてご本人様によるログインであるかどうかご確認お願いします。
ログイン地点 ログインIP ログイン時間 大阪 61.204.255.255 2013-11-14 02:06
ご本人によるログインでなければ、アカウントの安全に問題があると考えられます。
以下のURLをクリックし、画面の案内にそってパスワードの再設定を行ってアカウントを保護してください。
http://(実際のリンクはフィッシングサイトに張られています)

(上記URLをクリックしてもページが開かないときはURLをコピーし、ご利用のウェブブラウザーのアドレス入力欄に貼り付けてお試しください)

もし、ご本人によるログインでしたら、お手数ですが本メールの破棄をお願いいたします。
ご意見やご要望
スクウェア·エニックス会社

割といい線いっていますが、自然な日本語メールというには後一歩、という感じ。

日本語って難しいんだなぁ。

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