NHKの訪問員は、何故あんなに詐欺的なのだろう。

夕飯時にチャイムが鳴ったので出てみると、NHKの訪問員さん。うちはきちんと地上波の受信料を払っているので、これ以上何の用があるのかと思っていると、

視聴のシステムが変更になっていますので、こちらに記入をお願いします

え? 何、システム変更って。全く意味が把握できないので、それ、どういうこと? と訊いてみると、要は

  • お宅のマンションに衛星放送の共用アンテナが設置された。
  • BSが映る筈なので、こちらに記入をしてください。

…ということらしい。うん、話が少し見えてきた。で、それに記入をするとどうなるの? と重ねて訊いてみると、「衛星受信契約に切り替わります」と来た。

あのさぁ、この流れ、「契約変更の書類だということを明らかにしないでサインを求める」というのは、完全に訪問販売詐欺と変わらないよね。なぜ騙そうとするかね。最初から「BSを視聴されているのなら、衛星契約をお願いできませんか」と言えば良いのではないのかね。

更に言うと、ウチには3波対応のデジタルチューナーがあるのだけれど、BS・CSのほうはアンテナ線を繋いでいないのですよ。だって見ないんだもん。

つまり、「BS視聴可能な受信設備が整っていない」状態なわけ。BSの受信料は払う必要、ないよね。

その旨を伝えるのだけれど、全く理解してくれない。

BSの電波をチューナーで受信するためには、壁の共用アンテナ端子から地上波とBS・CSの信号を分波して、地デジ用の端子と、BS・CS用の端子にそれぞれ差し込まないといけませんよね? うちは分波しないで、壁の端子と地デジ用の端子を直結しているので、BSは見られないんですよ。

…と言っても、いやいやそんなことはないでしょう…みたいなリアクション。

挙げ句に「リモコンを持ってきてください。確かめるから」だとか「本当に映らないんだったら、チューナー立ち上げて、BSに切り替えて、画面に映るメッセージを確認して、私に教えてください」とか言い出すの。

飯時に、もう面倒くさい。

まあでも、それで身の潔白が証明されるのなら…、とチューナーの電源を入れてみると、もうなんだかこういうときに限ってバグって立ち上がらないの。延々と起動画面。

わはは、もうね。俺、嘘ついているみたいじゃん。

仕方がないので「チューナーがバグって立ち上がらない」と伝えると、半笑いで「明日また来ます」だって。明日も来るってさ。半笑いはやめれ。

いやいや、相手も「受信環境を調査して然るべき料金を徴収する」というお仕事をしているわけだから、それは別に良いのだけれど、だったら「システム変更で云々なので、こちらに記入を」などと曖昧な物言いをするのは絶対ダメだよね。

なんだか非常に気分が悪い。

「マンションにアンテナが立っている」というだけで、衛星放送を見てもいない / 見る環境が整っていない人が、不当に余計な受信料を払わされていたりするのではないのだろうか。

皆さん、気をつけてくださいね。

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