定額給付金、台湾の場合。

さてさて、揉め事がてんこ盛りの「定額給付金」です。

1月の半ばに台湾に行った時、台湾ではちょうど「消費券」の配布が行われていました。日本の定額給付金と同じようなコンセプト。全市民に3,600元分の商品券を配布するというものです。

3,600元というと、日本円に換算すると1万円ちょっと。日台間の物価の差を考えると、結構大きな買い物ができるような気がします。1月半ばは、台湾では旧正月前の「歳末商戦」の時期。テレビのコマーシャルでも、店頭の広告でも「消費券使えます」「消費券使ってね」という文言を、嫌というほど目にしました。

で、そんな広告の中でも特に目立っていたのは「消費券、100%還元します」というコピー。

どういうことかというと、「消費券3,600元分を持ってきたら、うちの店で使える7,200元分の商品券と引き換えますよ」というキャンペーンですな。まぁこんな企画を実行できるのは大手のデパートとかスーパーに限られるのですが。

店側にとってはお客さんの囲い込みが出来るし、消費者にとっては(買い物が出来る店舗は限定されるけど)なんと倍もお得! ということで、なかなか魅力的な企画です。

これ、日本でもやってくれないかなぁ。

日本の定額給付金、貰えるのは基本12,000円。なんだか微妙な値段だけど、これが24,000円分に化けると、ちょっとだけ「デカいものを買っちゃおうかな」って気になるよね。ふたり分だと48,000円、4人家族だと10万円に近くなる。

全国の家電量販店の皆さん、そして大手小売業の皆さん、検討してみませんか。


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