重慶大廈。

香港では、重慶大廈(チョンキン・マンション)に宿を取った。

チョンキンって危なくないの? とか、怖くないの? とか、そういうイメージを持っている人が多いかもしれない。実際、現地に行ってみてどうだったかといえば...。

微妙。

「全く平和なもんですよ、全然問題ない」とは流石に言えない。だからといって「絶対に近寄らない方がいいよ」なんて言うほどのものでもない。

例えば「東京・歌舞伎町のど真ん中のカプセルホテルに泊まって、夜になってからも、ちょっと出歩いたりできるか」って聞かれて「全く問題ない」と思える人は重慶大廈も大丈夫。「そんなの怖くて無理です」っていう人は重慶大廈に泊ったりしない方がいいと思う。

宿泊費をケチらなければ、香港には宿なんていくらでもあるのです。


ひと昔前の重慶大廈の雰囲気がどうだったかは知らないが、今はネイザンロードに面した表側の壁面に大きなビジョンが取り付けられて、CMなどがガンガン流れている。入り口の脇には1/F(日本風に言えば2階)へ上る階段が設けられている。上った先は化粧品安売り店「莎莎:SaSa」や、ファミレスもどきの「大楽家(だっけか?)」になっていて、全くもって健全な商業ビルの雰囲気。

でもこの「健全な部分」は、従来の重慶大廈の1/Fとは隔離されているのです。G/F(1階ね)の入り口から入って、建物の中の階段を使って1/Fに上がると、そこは皆が想像する雑然とした世界が残っています。まぁG/Fに足を踏み入れた時点で充分、雑然とした雰囲気なのですが。

建物の中は、インド・中東・アフリカの人たちで溢れかえっている。宿の客引きがウザいのを除けば、殆どの人たちはそれぞれのコミュニティの中で動いていて、危険を感じたりする事は、まず無い。

宿はピンキリ。
地球の歩き方 香港 2008~2009』やコチラ↓のWebページなどで3〜4軒アタリをつけておけば、飛び込みでもどこかは空いていると思う。個人的には、階段を使っての上り下りが楽な下層階の宿がおすすめ。エレベーターは思っている以上に待ち時間が長い。階段も、ちょっとだけ雰囲気が怖いけど。

重慶大廈への招待

両替屋は噂通りレートが良い。
日曜日でも、そこら辺の繁華街にある両替屋の平日のレートより良い店もあったりするので、G/Fと1/Fを歩き回って各店のレートをチェックすべし。

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では、お気をつけて。


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