マカオで台風に遭遇した。

海外旅行先で台風に遭うのは2度目である。

一度目は2007年の8月18日。渡航先の台湾を台風8号が直撃。テレビや新聞では「今世紀最大級」の文字が躍る躍る。この日、朝イチの飛行機で帰国だったので焦る焦る。結局、日本ではまず飛ばないような暴風の中、エバー航空機は桃園国際空港を離陸。駐機している時から左右に大きく揺れている飛行機に初めて乗った。離陸した瞬間に横風に煽られた時は死ぬかと思った。

で、今回は8月22日。

香港・マカオでは、台風が近づいてくると「台風シグナル」というのが発表されるのです。21日の夜に「シグナル3」が発令。これは「強風に注意」のシグナルだそうだ。テレビの画面の隅っこに「⊥3」の印が登場。

そして翌22日、どうやら台風は香港を直撃するようで、香港地域の台風シグナルは「9」=暴風警報に。一方マカオの方は、曇っていて風も強いけれど、雨は降っていない。取りあえず朝から観光に出かけてみた。

「これくらいの風なら、大した事無いんじゃないの」と思っていたのだが、郵便局などは朝からお休み。お店も昼前後から次々に閉まりはじめる。早すぎるんじゃないの?雨も降っていないし。
オリンピック期間中という事で、セナド広場にはパブリック・ビューイング用の巨大モニターが設置されていたのだが、それも骨組みだけを残して撤収完了。

080822.jpg街なかはほとんど休業状態。仕方がないので午後3時くらいに宿に帰ってきてテレビを点けると「シグナル8」=暴風注意にグレードアップ。

で、夕方から夜中にかけて大雨に。晩飯を食べに出れないじゃん。というか飯屋がオープンしていない可能性が大。昼間のうちに買っておいたパンとバナナ、宿のフロントで売ってもらったカップ麺で夕食を済ませてみた。すっげー安上がり。

まぁ教訓としては、備えあれば憂い無しということだ。非常食も早めに買うに越した事は無い。

しかし台風の強さの指標とか、万国で共通にしてもらいたいものですなぁ。判りにくくてしょうがない。


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