White Riot。

PC版へ 2011年08月11日
 

 The Clash:1977

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 ロンドン発の暴動がイギリス全土へと拡大。ロンドン〜暴動 といえばクラッシュの『White Riot(白い暴動)』を連想してしまうわけです。相変わらず単純な思考回路です。

 彼らのデビューアルバムに収められたこの曲、毎年8月にロンドンで行われるノッティング・ヒル・カーニバルで1976年に起こった暴動を元につくられました。
 この暴動の発端は、警官がスリを逮捕しようとした事に群衆が呼応したことだと言われているみたい(→イギリスBBCの『今日は何の日』ページ参照)。

 今回の暴動の原因は、警官が黒人男性を射殺したこと。それに対する抗議を大義名分として、各地の若者たちが騒ぎに乗じて大暴れ…と。何年経っても変わらないのだなぁ。

 さて、The Clash。大まかな分類では「パンク」というジャンルにカテゴライズされているわけです。
 でもたとえば Sex Pistols と比べてみると、クラッシュの楽曲群から漂うのは、そこはかとないインテリ臭。この匂いがちょっと苦手で、正直あまり好きなバンドではなかったのです。音自体も、なんだか綺麗に造られ過ぎているように感じてしまう。

 個人的に持っていた、クラッシュへのそんなイメージを一変させてくれたのがコチラのライブ音源。The Whoの前座としてシェイ・スタジアムへ登場した時の演奏です。

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 ライブが行われたのは 1982年。ミック・ジョーンズ解雇前夜の名演奏です。

 疾走感たっぷり、荒々しさたっぷり、パワーたっぷりの彼らの演奏は圧巻。素晴らしい、のひと言ですな。The Clash のスタジオ音源に、なんとなく物足りなさを感じている人は聴いてみてくださいな。


 Live at Shea Stadium / The Clash:2008

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