音楽を表現するのに「オーガニックな」という言葉が使われるようになったのは何時ごろからなのだろう。不思議なもので「これ、オーガニック系なんだよね」なんて言われると「ああ、あんな感じの音楽ね」って、頭の中で即座に、自分なりのオーガニックな音が鳴り出すからおもしろい。
「オーガニック」と一括りにしてみても、例えばジャック・ジョンソンは軽くて爽やかな風のような感じ。Teteは、ちょっとだけ湿り気を帯びた、暖かく重い風。後者の方が好みです。
アフリカ・セネガルにルーツを持つ、フランス育ちのTete。でも音楽のルーツはアメリカのフォーク/ロックなのですねぇ。今回のアルバムはそのアメリカ録音だそうで。中低音が心地よく響くアコギも、歌声も今までと変わらずに流れてきます。
良いです。
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