古くからのMacユーザにはお馴染みの「ResEdit」。Mac OS9までの環境で、リソースを弄りまくってカスタマイズする為のユーティリティです。Mac OS Xではデータ構造が変わっているので最早、無用のアプリケーション。なので今回の話題は、OS 9以前の環境でMacを使っている人、OS X 10.4.x以下のバージョンが走っているPPC Mac(つまりclassic環境が実行可能なMac)を使っている人以外はサヨウナラ。
で、ResEditです。
Appleのダウンロードサイトから、自己解凍形式のファイルで配布されています。
→ http://download.info.apple.com/Apple_Support_Area/Apple_Software_Updates/English-North_American/Macintosh/Utilities/
このインデックスページから「ResEdit 2.1.3.sea.bin」をダウンロード。
...するのですが、うちの環境(OS 10.4.11 + classic環境インストール済み)では、この自己解凍形式(.sea)ファイルを開くことができないのです。classicのStuffIt Expanderでも駄目。
ということで、圧縮のかかっていない実行バイナリ形式での配布はされていないのかと探してみたらありました。Appleのデベロッパ向けページでダウンロード可能です。
→ http://developer.apple.com/tools/ResEdit213.hqx
ダウンロード→hqxデコードして、現れたアイコンをダブルクリックするとclassic環境が立ち上がって...。
懐かしや、ResEditのピエロさん。
いやいや、別に何をするわけでもないんですけれど。しかしこの時代のアイコンは、少ないピクセル数で素晴らしいですな。芸術的です。
ちなみに古い68系Macをお持ちの皆さん、Appleさんが昔のOSを無料配布してくれています。
日本語版・漢字talk7.5.3はこちらから。
→ http://www.apple.com/jp/ftp-info/reference/kt753.html
英語版ならSystem6、System7.0、System7.5系がありますね。
→ http://download.info.apple.com/Apple_Support_Area/Apple_Software_Updates/English-North_American/Macintosh/System/Older_System/
驚かされるのはサイズの小ささ。日本語フォントなどを含んだ漢字talk7.5.3でさえ、ディスクイメージのサイズは36MB。最小インストール後のシステムサイズは50MB。5分の曲を44.1kHz,16bitステレオでサンプリングしてできるサウンドファイルと同じ大きさ。たったそれだけのシステムサイズであの動作を実現していたのだなぁ。
凄いよなぁ。
今のオレたちは、記憶媒体のリソースを湯水の如く使い過ぎなのかも知れぬ。
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