【クリンチナンバー計算ページ】"2018シーズン最終盤の日程が溢れそう問題" への対応について。

さて、前回の記事でも書きましたが、天候不順などの影響で、プロ野球2018シーズンの日程編成がカツカツです。

「CS開幕までに消化できない試合が生じたらどうなる」「シーズンが未消化試合を残したまま終了することはあるのか」などなどの疑問点に対する答えをまとめておくと…

  • リーグのアグリーメントで「クライマックスシリーズ出場チームは、（その時点で未消化の試合がある場合でも）シリーズ開幕予定日の2日前終了時点の順位をもって決定する（今年は10月11日終了時点での順位）」と規定されている。
  • 野球協約で「セントラル野球連盟およびパシフィック野球連盟の年度連盟選手権試合（公式戦）は、毎年１０月１０日よりその年の１０月２０日までの期間内に終了するものとする」と規定されている

…らしい。

「…らしい」と書きましたが、リーグのアグリーメントというのはどうやら公式には一般公開されていない物のようで、上記の規定が本当かどうか、原文に当たって確認することができません。いくつかのニュース記事で「このように決められている」と書かれているのを確認できるだけです。セとパで同一の規定なのかどうかも定かではありません。

と言いつつも、何らかの情報を頼りにして話を進めていくしか仕方がないので、上記の規定を "正しい" として、今後の話をしていきます。

で。

うちのサイトでは、セ・パ両リーグのクリンチナンバーを計算しています。

→ プロ野球 最新の順位とクリンチナンバー（パ｜セ）

これらのページに掲載している「クリンチナンバー」「エリミネーションナンバー」および「各種日付」は、当たり前ですが、

  • シーズン全試合が、期日内に全て行われる。

という前提で算出されています。

9月29日現在、現実の両リーグの状況を見てみると、

【パリーグ】
  • CSに進出できる3チームは既に確定。
  • CS進出3チームの順位は未確定。
  • Bクラス3チームの順位も未確定。
  • CS進出チーム決定期日の10月11日以降に試合が追加された。（10/13 M - E：ただしCS進出チームは既に決定しているので、その点に関しては無問題）
【セリーグ】
  • CS進出チームは未確定。
  • 順位も未確定。
  • CS進出チーム決定期日の10月11日時点で、CS進出チームに関わる未消化試合が残ってしまう可能性が割とありそうな気がする。

これらを踏まえて、クリンチナンバー計算ページに掲載する各種数値について、以下のような方針で計算しようと思います。

  • CS進出・CS圏内の順位が未確定で、CS進出・CS圏内の順位決定に関わる試合が、期日の10月11日より後に開催されることが決定した場合：
    • 優勝クリンチ・2位クリンチ・CS（3位）クリンチ：「10月11日終了時点」をリミットとした数値（CSクリンチ および 1位・2位クリンチ）を表示するように変更する。
    • 4位クリンチ・5位クリンチ：現状のまま「リーグ全試合終了時点」での順位をターゲットとした数値を表示する。
  • CS進出・CS圏内の順位決定に無関係な試合のみが、期日の10月11日より後に開催されることが決定した場合：
    • 現状のまま「リーグ全試合終了時点」での順位をターゲットとした数値を表示する。
  • 未消化試合を残したままシーズン打ち切りが決定し、順位が未確定の場合：
    • 未消化試合を除いた、リーグ最終試合をターゲットとした数値を表示する。

上記のような事象が実際に生じた時点で、できるだけ速やかに、できるだけ判りやすいように表示を変更するつもりですが、どうなるか。

しかしいずれにしても、前回の記事で触れたように、何処かの試合が中止になった瞬間にどこかのチームのCS進出が確定する…という、起こり得る事態には対応できませんが。

以上、よろしくどうぞ。

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