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良いです。着々と歌詞のさだまさし化が進行中。普通の日常風景や気持ちを、普通の言葉使いで切り取って構築する藤原基央の歌詞には、やっぱり「次世代のさだまさし」という名誉ある称号を与えましょうぞ。シングルで発売されていた『魔法の料理』みたいなミディアムスローな曲を聴くと、その印象はさらに強まりますな。

あ、褒めているのですよ。全力で賞賛しているのです。念のため。ティーンエイジャーだけでなく、オトナも聴いてみたらいいと思う。ものすごく遠い未来の活動が、こんなに楽しみなバンドは他に見当たらないのです。

ただし、ボーナストラックのだだ滑り感は相変わらず。ここだけは成長しないなぁ…。

話は変わるけれど、このアルバム、iTunes Storeなどなどでの配信は2011年1月19日だと。時差1ヶ月。ネット配信って、出来上がった物を速く、手軽に、比較的安価でリスナーに提供できる、というとっても素晴らしい流通形態だと思うのですが、なんでこういう事になるかなぁ。CD売ったほうが儲かる…とか、そういうオトナの事情なのだろうけれど、商売っ気を出す方向が間違っているような気がします。