赤い糸 @ 新垣結衣。

希代のウィスパー・ヴォーカリスト、新垣結衣のセカンドシングルっす。


赤い糸 / つないだ手 / あいたい @ 新垣結衣

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コブクロの名曲『赤い糸』をカバーするという無謀なチャレンジの結果は、まぁ、これはこれで良いのではないか。
コブクロ楽曲特有のクドいほど畳み掛けるサビのメロディも、ガッキーの手に掛かると何だかやけにあっさりとした味わいに変わる。歌手デビューから一年経って、声の細さも音程の不確かさもそのままだけれど、何度も力説しているように、彼女の歌の魅力は正にそこにあるのです。奇跡の歌声。

これほど切なさを表現できるボーカルは、新垣結衣を置いて他にはいない。

そういう意味では、ガッキーにはやっぱり今回のようなミディアムスローの楽曲が似合うのです。だから無理矢理弾けさせられた感じの1stシングルは、ちょっと違う。

このシングルのいちばんの聴きどころは、4トラックめの『赤い糸 (Naked Voice Ver.)』。新垣結衣の歌声だけを無伴奏で聴かせてしまおうという、すばらしいコンセプト。プロデュースしてる皆さんも、ガッキーの魅力が何処にあるかを良く分かっていらっしゃる。
コンプと、ちょっこっとフランジを掛けただけの新垣結衣のボイスが、ダイレクトに聴覚神経へと...。

もう今年のベストトラック決定。

文句がある奴はかかってこい。

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そしてそして本日の午後、NHKで「歌に向き合う新垣結衣の1年間に密着する」みたいなドキュメントを放送していたのですが、この番組、ガッキーの「筋が一本通った、内気な不思議娘」っぷりを、余すところ無く伝えていたのではないでしょうか。

歌声だけじゃなく、ナレーションやモノローグの時の声も素晴らしい。本当に得難い声質をしているのだなぁ。耳にしただけで鳥肌が立ちそうな声質って、何なのだろう。本当に。脳髄というかココロというか、すげ〜深いところを刺激してくる声なのですよ、ガッキーの声は。

これだけ文章を書いて、ガッキーの声しか褒めてねぇ(笑)

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