ボクニワ ハジメト オワリガ アルンダ。

- コオシテ ナガイ アイダ ソラヲ ミテル
坂本龍一、1986年のアルバム『未来派野郎』収録の曲『Ballet Mecanique』の一節。
ちょっと仕事で坂本龍一の昔の音源を漁っていたら、久しぶりに、本当に久しぶりにこの曲に再会した。

これももう20年以上も前になるのか...

1980年代、NHK-FMで「サウンドストリート」っていう番組を放送していてさ。
そうそうたるミュージシャンたちがDJをやっていたのですよ。
えーとね、佐野元春でしょ、坂本龍一でしょ、甲斐よしひろでしょ、山下達郎でしょ、渋谷陽一でしょ、あとピーター・バラカンもやってたかも。

平日の夜10時からの放送で、その時間になると「部屋で勉強する」って言ってこの番組を聴いていた。
特に月曜日「元春レディオ・ショウ」と火曜日の坂本龍一は殆ど欠かすことなく聴き続けていたなぁ。

今でも佐野元春は神様のひとりだし、この時期(YMO散開、戦メリ、ソロ活動)の坂本龍一の音楽は、ちょうど受験勉強のお供だったのだ。

久しぶりに坂本のあの頃のアルバム『音楽図鑑』や『未来派野郎』を聴いて、中学生時代、高校生時代のことを何だか甘酸っぱく思い出した。『Self Portrait』なんて聴いていると、涙が出てきそうw

音楽って、不思議なもので。
記憶を甦らせる鍵のような働きがある。あの時代に聴いていた音楽を聴くだけで、あの時代のことが幾重にも幾重にも、鮮明に甦ってくる。

すごいよな。

『Ballet Mecanique』のこのフレーズが、何故かとても好きなのです。

- オンガク イツマデモ ツヅク オンガク
  オドッテ イル ボクヲ キミハ ミテル




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