で、先日発売された彼のアルバム『素敵なサムシング』。
相変わらずの気持ち良い歌声と、時おり飛び出すエキセントリックな歌詞。アルバムの頭からぼけ〜っと聴いていたら、8曲目にとんだ罠が仕掛けてあった。
Track #8 『そしてイニエスタ』。
何なんだ、この曲。
イニエスタというのはもちろん、当代きっての名門サッカークラブ・FCバルセロナの名ミッドフィールダーの彼のこと。イニエスタ / FCバルセロナに捧げた曲…と言えばその通りなのだけれど、応援歌というには余りにも力が抜けていて、リスペクト・ソングというには余りにも長閑。「ウケを狙ってやろう」という強い意志も感じられず、曲のモチーフ以外は至って普通。普通に良い曲なのだな。
→ そしてイニエスタ / 森山直太朗 @ YouTube
名曲『さくら』を唄うのと同じテンションと同じメンタルで『そしてイニエスタ』を普通に歌い上げる森山直太朗は、なんだかやっぱり凄いのです。
確かに "イニエスタ" とか "プジョル" とか "カンプノウ" とか、バルサ関連の固有名詞は響きが良くて、「声に出して読みたい単語」ランキングのかなり上位に来る事は確かなのだけれど、それで一曲作るかね。
恐るべし、直太朗。
「そし〜て〜 イニ〜エ〜スタ〜」というサビのフレーズが、しばらく頭から離れそうにない。
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