「自転車向けナビ」がなんとなく的を外している、という話。

PC版へ 2011年09月25日
最近「自転車向けナビ市場に各社が注目」という記事を見たりします。で、その「自転車向け」と銘打たれている製品は…というと、

などなど。

自転車で遠出をすることも多いので「良さそうだったら買おうかな」と思いながらスペックを確認してみるのだけれど、バッテリの公称持続時間が 11時間 だとか 15時間 だと、ほぼ使い物にはならんのだなぁ。

そしてよく考えると、自転車にナビが必要なのか、という根本的な疑問にも突き当たります。自分が自転車に乗っているときに欲しいと思う機能は、
…と、こんなシンプルな感じで必要充分。欲しいのは「ナビ」ではなく「GPS機能付き電子地図・バッテリー長持ち」なのです。

自転車に、自動車と同等のナビは必要ないでしょ? カーナビのように、ずーっとルートをトレースしながら「次の交差点を右です」などと教えてくれる機能は、完全にオーバースペックだと思うのです。

なぜなら、自動車と違って自転車は、
どこでも一時停止できる。
どこでも方向転換できる。
大概の道には入り込める。
…という特徴がありますからね。交差点で停まったり、進行方向に不安を覚えたときに路肩に停まったりして、地図上で目的地と現在位置を把握できれば充分なのです。

オレは iPhone持ちなので、チャリで遠出のときには
BikeMateGPSを走らせてログを記録しつつ、
道が不安になったときにはMapFan+を立ち上げて現在位置を確認。
と、これで充分間に合ってしまいます。
BikeMateGPSにも、オンライン地図を表示する機能があります。通信費を抑えたいのでMapFan+でオフライン地図を見ている、というだけの話。

ただ iPhone も、アプリを立ち上げっぱなしだとバッテリが半日くらいしか保たないので、そこがネックなのですが。

というわけで、各メーカーさんにはシンプルな「バッテリ長持ちなGPS機能付き電子地図」を期待するわけです。もうひとつ要望を付け加えるならば、道が坂かどうかを地図上で把握できれば完璧。勾配のキツさに応じて、「緩い坂=青」「ちょっとしんどい=黄色」「登るのムリ=赤」のように色分けしていただけると、自転車乗りはとても助かります。

そんな製品を、5,000円くらいで出してはくれないものか。

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