被災された方々に、いちにちでも早く、また球音を楽しめる余裕が戻ってくることを祈りつつ、微力ですが、この延期期間中に観戦予定だった試合のチケット代を義援金に回していこうと思います。
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さて対してセ・リーグは、予定通りの通常開催の方針。
ここ数日の、プロ野球関係者の発言のまとめ。全ての発言を網羅しているわけではありません。引用が多少恣意的であることは認めます。
- 楽天・星野監督「やろうとするから結論が難しくなる。日程の組み直しの方が前向きだ」(3/14)
- ソフトバンク・秋山監督「遅らせてもやむを得ないというのはある」(3/14)
- ヤクルト・小川監督「個人的な意見だが、開幕は遅らせた方がいいと思う。高校野球とは違い、プロ野球は興行という面があるので」(3/14)
- ロッテ・石川本部長「間違いなく試合数が減るだろうが、2〜3週間の延期はやむを得ない。(開幕が)危機とかそういうレベルではない」(3/14)
- 日本ハム・ダルビッシュ有「野球をやって励ますとかそういうレベルではない」(3/14)
- 横浜・球団幹部「こんな状況で野球をやっている場合ではないという批判も出るだろう」(3/14)
- 巨人「企業の経済活動として粛々とやればいい」
- 同じく巨人「先送りするのではますます事態が分からなくなる。野球界として前向きに始めるというアピールもある」
- 中日「遠征先のホテルなどをおさえている。日程を動かす方が難しい」
- 同じく中日「セは延期する理由はない」
15日の理事会/実行委員会では…
- 加藤コミッショナー「こういう時期だからプロ野球は一体として前進すべきだ」
- 新井・プロ野球選手会会長「今、プロ野球が何を見せるべきかということが問われている。今後50年、100年の価値を決める。野球で(被災者を)勇気づけたいのは同じ。だが、本当に今(予定通りに)開幕していいのか。開幕を延期してはどうか、 という思いを伝えた」
- 楽天・井上代行「パでも(25日の)開幕日で開幕した方がいいという意見や、現実的に難しいなどさまざまな意見が出た。セはセの考えがあった」
開幕日程についての継続審議が決まったあとでは…
- 広島・鈴木本部長「ファンの人たちと一緒に野球をやっていくのがわれわれの役目。球団によって考え方は違うが、支援の輪は広げていかないといけない。どこかで前に進まないといけない」
- 中日・西脇代表「(セ、パ同時開幕に)こだわる理由はない。(大事なのは)12球団が一致して取り組むこと。被災地の感情などにも直結してくる。こちらだけの気持ちで決めるわけにはいかない」
- 巨人・清武代表「たくさん、しゃべりたいけど、歩調を合わせて12球団で対応していくということになりました。理解してください」
- 阪神・沼沢本部長「コミッショナーが言うから…」
そして16日。
- ヤクルト・宮本慎也「納得できる理由が一つもなかったので無理ですと言った。復興が見えた時に野球で勇気づけることはいいと思うが、今勇気づけられると思っているなら思い上がりだと思う」
- 阪神・金本知憲「被災者のことを思うと野球開催どころではない、というのが正直な気持ち。プロ野球だけがそこまで開幕にこだわるのは何なのか」
- 巨人・渡辺恒雄会長「この前の戦争に負けた後、3カ月で選手、監督から試合をやりたいと声が出て、プロ野球をやった歴史がある」
- 巨人・清武代表「プロ野球には人を鼓舞する力がある」
西日本のみで開催するのならばまだしも、セ・リーグ在京3球団のホームゲームはどうなんだろう。電力や交通インフラに与える影響は?
球団は企業である、という論理も判らんではないし、スポーツを通じて被災地に勇気を、とか、収益を被災地へ、などという大義名分も理解できないことも無い。プロ野球界ができることは試合を開催することだ、という意見もあるかもしれません。被災地以外の人は、できるだけ今までの日常を続けるほうが良い、という考え方もあると思います。
考え方は、人それぞれ。
でも個人的には、なんとも賛同はしかねます。
こんな大変な時期に、半ば無理矢理な感じで開幕する必要は無いと思うのですが。どうしても、この状況より試合を優先させなければいけない理由って、何なのだろう。
せめてもう1週間でも、状況を見極めるための余裕を持ってもよいのでは。
明日17日に正式発表だとのことですが、発表までに再考しないだろうか、セリーグ。
セ・リーグの決定にいまいち納得がいかないという人は、球場に行かないで、球場に行ったつもりのチケット代を義援金に…というのもひとつの方法かもしれません。
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