やめてくれ!

PC版へ 2008年02月23日
大友克洋の『AKIRA』、ハリウッドで実写映画化。

→★「AKIRA」ハリウッドで実写版:スポニチ

記事によると、

...。

オレの、オレ達の『AKIRA』がマトモな実写映画になる可能性は、限りなくゼロに近そうだ。

まだ小学生の時に連載が始まり、アニメ映画の公開を挟んで、単行本最終巻が出たのは大学を卒業する頃。最初の頃は金田や鉄雄の事を見上げる年齢。そうこうしているうちに彼らと同じ歳になり、彼らを追い越して、オトナになった。

毎週、ヤンマガを手に取ってさ。

そんな風に『AKIRA』を読みながら成長してきた。
正に『AKIRA』世代。そういう人、多いんじゃないだろうか。

だから、このニュースはとってもショックなのですよ。

久しぶりに実家に帰ったら、オレの『AKIRA』の単行本が荷造り紐で縛られて、オレに無断で今にも廃品回収に出されそうになっていたのを発見したときくらいショック。
そんな、「邪魔になったから処分する」とかいうレベルの作品じゃないのです。自分にとってはさ。

ちょっと思い入れ強すぎるか?

とにかく。

作品に対する愛だとか、その作品に対するファンの思いへの配慮だとか、最近そういうものが軽く扱われすぎている。

そう思いませんか。

例えば『ドラゴンボール』の実写版。
キャストやストーリーの断片がニュースで伝えられる度に「一体ハリウッドは何を作りたいんだろう。ドラゴンボールを何だと思ってるのだろう」って気分になる。

そして『シンプソンズ』の劇場公開版。
ファンの気持ちを無視した、声優陣の全取っ替え。
今度出るDVD盤では、馴染みのTV盤の声優による吹き替え音声が収録されるみたいなので、一安心なのですが。

もうね。

やめてくれ!

お願いだから。


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