音楽は、歌詞で聴く。

まぁそんな事は人それぞれなんですが。

そしてもちろん楽曲や、アレンジや、歌声も大切なのだが。

言葉。

言葉って誤魔化しがきかないでしょ。
薄っぺらな奴は薄っぺらい言葉しか話せないし、い〜かげんな奴の言葉には、いつもい〜かげんさが滲み出す。
チャゲアスが昔「言葉は心を越えない」って歌ってたけど、正にその通りなんだろうなぁと思う。うわべだけの言葉や付け焼き刃の言葉は、相手のココロに届かないのですよ。

だからサンボマスター椎名林檎コブクロケツメイシ尾崎豊BUMP  OF CHICKENTHE BLUE HEARTSを聴いてしまうのだ。

俺はロッキン・オン・ジャパンか!笑

でさ。

どんなに自分好みの音楽を一生懸命探しているつもりでも、そこには必ず「漏れ」がある訳で。これだけ毎日毎日、山のように曲が生まれては消えているのであるから、消えてしまう前に自分が張った網に引っ掛けるのは、これ、大変。出会えないままに終わってしまうのはとっても残念だけど、ある程度、仕方がない。

でも稀に、なにかの拍子にそれが突然目の前に現れたりするんだよな。ある日突然スポットライトを浴びたハンドボール競技のように。

未映子のことを言っています。

未映子(川上未映子):
1976年大阪府生まれ。
2002年、川上三枝子名義でアルバム『うちにかえろう〜Free Flowers〜』発表。
2004年、未映子名義でアルバム『夢見る機械』発表。
2005年、あるばむ『頭の中と世界の結婚』発表。
2007年、小説『わたくし率 イン 歯ー、または世界』で第137回芥川賞候補。
2008年、小説『乳と卵』で第138回芥川賞受賞。
この、先日の芥川賞受賞で俄然注目を集めた訳ですよ。

このうち、自らが作詞を担当しているのは、調べた限りでは『夢見る機械』からなのですが、この歌詞が流石になかなか良いのです。『夢見る機械』は割とポップで聴き易い。『頭の中と〜』は濃くて、これも良い。

彼女が芥川賞を受賞しなければ、彼女の楽曲を聴く事は一生無かったかも知れないので、まぁ、この出会いにも感謝ですな。

うちにかえろう / 川上三枝子

夢みる機械 / 未映子

頭の中と世界の結婚 / 未映子

うん、久しぶりに小説も読んでみますか...


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