耳の穴に捩じ込む方式のイヤホンがものすごく苦手。
なのでここ数年、SONYのオープンイヤー型有線イヤホンSTH40Dと、そのBluetooth版SBH82Dを愛用していたのだけれど、前者は断線、後者はバッテリーの保ちが2時間を切ってしまい、そろそろ後継を考えなくてはなりません。
オープンイヤー型の良いイヤホンは無いものか。
個人的に信頼を寄せているAnkerのSoundcore Aerofitが第一候補だったのですが、店舗に行って実際に装着してみると、どうもしっくりこない。
いろいろな製品を試した結果、自分の耳の形にいちばんフィットしたのが Cleer の ARC II。
お値段は正直、少々お高い。競合製品の倍くらいの価格なのですが、耳にしっくりこないものを買っても仕方がないので、そこには目を瞑ることにして、購入。
レビューしてみる。
シンプルなお洒落箱に入っています。
ケースは大きめ。ハガキの半分くらいのサイズ。耳掛け式のため、イヤホン本体がある程度の大きさなのでこれは仕方がない。テクスチャは好みではないが、まぁ良かろう。
ヒンジ部が、少しだけ稼働するように出来ています。
…と言っても、くるりと回転させられるわけではなく、多少遊びがある程度。軽いバネでドライバ部分を耳のほうに押して沿わせる感じ。この感じはかなり良い。
フック部分も良い感じ。メガネと併用しても違和感はない。
耳掛けオープンイヤー型で音質をどうこう言うのも…と思っていたけれど、これがそんなに悪くない。音楽も自然に聴こえるし、通話にも不自由しない。このタイプにしては、かなり頑張っているほうではないかな。日常使いなら、音漏れも気にならない。
スマホのアプリで5バンドのイコライザーを設定できるので、聴く音楽や周りの環境に合わせて、ちょこちょこっと弄れます。
コントロールはタッチ式。装着位置を直そうと思ってドライバ部分に指が触れると、音楽が一時停止してしまうので難儀したのですが、これはアプリでシングルタップを無効にすれば解決します。
Bluetooth接続も良好。バッテリの保ちも良い。マルチポイント接続(PCとスマホに同時接続)しつつ音楽を聴き続けても、(アプリ上で確認する限り)全く残量が減らない。3時間聴き続けて、やっと100% → 80%。残り6時間24分、と出る。カタログスペックでは「最大8時間」と書いてあるけれど、少なくともそれに偽りは無さそうです。
というわけで、まずは満足。価格の元を取るまで使い倒す。
コメント