ヤフードームで行なわれたウエスタンリーグ公式戦、ホークス対バファローズ。井川慶、登板試合です。
試合開始は朝10時。午前中ちょっと時間があったので足を運んでみたのですが、さすがに頭も体も野球を見る状態にないのだな。
バックネット裏のふかふかの席に腰を下ろしてぼんやりと試合を眺めていると、お目当ての井川慶、三塁側ベンチからのっそりと登場。久々に日本球界に復帰した井川さん、心なしか以前よりも体がムッチリしています。これはアメリカで冷飯を喰らい過ぎたからに違いない。
今日のホークス打線、今宮、福田、江川、城所といった、主に控えながらも一軍に定着している若手・中堅どころも名を連ねています。これは井川にとっては絶好の腕試しとなりそうだ。
写真がしょぼくてすまぬ。所詮 iPhone のカメラなんてこんなもの。
で、1回の裏の井川。
先頭の今宮にいきなり右中間を破るスリーベースヒットを打たれたのを皮切りに、2番・福田にセンター前タイムリー。そのあとエラー、フライアウトと続いて、5番・中村がライト前タイムリー。6番・城所が右中間にタイムリースリーベース…と、いきなりの4失点。
う〜ん。
2回、3回は四球を出しながらも落ち着いたピッチング。135キロ前後のストレートに 110キロ台の大きなカーブを織り交ぜて無失点で切り抜けます。
しかし4回、またもや今宮にスリーベースを打たれて1失点。
5回は中村に鋭い辺りのセンター前ヒット、城所に内野安打を許したものの、なんとか無失点。
結局、予定の5イニングスを投げて、投球数96、被安打7(うちスリーベース3)、5失点 … という内容で降板。
スローカーブは素晴らしかったのだけれど、ちょっと球が高めに浮いていたような気がしたのと、ホークスの一軍控え組の選手にボコボコ打たれていたということを考えると、今日の評価はどんなもんなのだろう。
う〜ん。
話変わってホークスの投手陣。
先発は、昨日支配下登録されたばかりの千賀。和田毅が付けていた背番号21を背負っての登板です。140キロ台後半のキレのあるストレート、左打者の膝元に決まるカーブが素晴らしい。これは先が楽しみです。今日は、旧・背番号21の和田さんのように時折ボールが高めにすっぽ抜けるなど、コントロールが今ひとつ。5イニングスを1失点。
6回は期待のルーキー左腕・嘉弥真。なかなか良いです。上の中継ぎ陣がへばった頃に出てきてくれればなぁ。
7回は久米。独特の、アンダースローみたいなサイドスローでバファローズ打線を抑えます。
8回には新外国人・カストロ。お相撲さんをリスペクトしているとしか思えない巨体と動作でスタンドを沸かせます。コントロールは無茶苦茶ながら、常時150キロ前後を計測するストレートで押しまくる。良いキャラだ。一軍に上がったら人気が出そう。
そして締めは、柳瀬明宏。ホークス中継ぎとして活躍→肘がぶっ壊れて戦力外→育成再契約…と、そこから復活に賭ける柳瀬さん。球威も戻って来ているし、コントロールも素晴らしい。これは再びの支配下登録、一軍登板も夢ではないような。
試合のほうは 8 - 1 でホークス二軍の快勝です。二軍戦、たまに観るとやっぱり面白い。
それにしても井川さん、もうちょっと何とか。期待しています。
コメント