二宮和也だったり M.C.ハマーだったり M.C.コミヤだったり。

PC版へ 2011年10月02日
二宮くんが全くやる気の無い合いの手を入れるポッキーのCM。曲は言わずと知れた M.C.Hammer の名曲『U Can't Touch This』。なぜ今さらハマーなのか…は置いといて、この曲は 90年代初頭を飾った彼のエポックメイキングなアルバム『Please Hammer, Don't Hurt' Em』に収録されています。この一枚のアルバムで、世界中の音楽やダンスやファッションが変わった、と言っても言い過ぎではないくらいの影響力がありましたなぁ。


 Pleaese Hammer Don't Hurt' Em /
           M.C.Hammer
:1990

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  → 試聴あり

しかし、あの年代を生きてきた者として忘れてならないのが M.C.コミヤ。『U Can't Touch This』に日本語を被せられると、どうしても彼のことを思い出さずには居られません。あのCMが流れると、ニノが合いの手を入れるタイミングで、毎回思わず「倦怠期です」と呟いてしまいます。

ええと、たぶん当時を全く知らない世代もこの文章を読んでいると思うので、M.C.コミヤとは誰ぞ? 「倦怠期です」とは何ぞ? というのをちょっと詳しく書いてみる。
M.C.コミヤというのはコント赤信号の小宮孝泰扮する M.C.ハマーのパロディ・キャラクター。念のため書いておくと、コント赤信号というのはリーダー・渡辺正行、ラサール石井、そして小宮孝泰のコントグループです。
で、なぜ小宮がハマーのパロディをしたかというと、単に顔が似ていたから。で、『U Can't Touch This』の合いの手部分(can't touch this)が「倦怠期です」とか「遣唐使です」と聴こえるので、『U Can't 〜』のサウンドトラックに日本語歌詞を乗せたパロディ・ソングを発売してしまった。
…という具合ですな。

その曲たちがコレだ!


 プリーズ・コミヤ・ドント・ハーテム /
             M.C.Kommier
:1991

  → Amazon MP3 試聴あり
  → 楽天ダウンロード 試聴あり
  → 試聴あり

なんと現在でもダウンロード販売で手に入るのだな。我々は素晴らしい時代に生きているのかもしれません。ジャケットも良い出来映えだ。

いちおう書き添えておきますが、M.C.コミヤさん、ただ単に「顔が似ているだけ」なので、例えばダイノジの大地さんのようにラップスキルがあるわけではないです。その点を頭に入れた上で試聴なり購入なりしていただけたらと。まあ今聴いても、割と良く出来ていると思いますが。

ちなみに『U Can't 〜』のリズムトラックは、モータウンの異才、リック・ジェームスの名曲『Super Freak』からのサンプリング。こちらもカッコいいので、是非。


 Street Songs / Rick James:1981

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  → その他

『モータウンベスト』みたいなコンピレーションにも割と頻繁に収録されています。

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