Famous First Words / Viva Brother:2011
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※日本盤・iTunes盤はボーナストラックあり。
「これをブリット・ポップと呼ばずして、何がブリット・ポップなのさ」と言わんばかりの王道ブリット・ポップ/ロックバンド。王道すぎて、自分の中でどうにも評価を定めにくい。ということで、お役所仕事ばりの両論併記といきましょう。
とにかく褒めてみる
"THE RETURN OF THE GREAT BRITISH GUITAR BAND" と、イギリスNME誌に絶賛された VIVA BROTHER 。
実際に彼らのデビュー・アルバム『Famous First Words』を聴いてみる。うん、UKで普通に育った音楽好きの少年たちが、奇を衒わず素直に自分たちの演奏したいものをやると、当然こうなるよなぁ…と納得の一枚です。
ブリット・ポップ黄金時代を彷彿とさせる楽曲群。耳障りの良いキャッチーな曲が並んでいます。そこかしこに感じられる Blur や OASIS の影響、そしてその二大巨頭へと繋がる先人たちが切り開いてきた道の延長線上に、確実に彼らは位置しています。
ただの懐古趣味でも、劣化コピーでもない。むしろ、あの時代を知っているリスナーにさえも「なかなか良いよね」と言われる時点で、それはかなり凄いことなのではないかと。
まさに王道。
十年後が楽しみです。
"THE RETURN OF THE GREAT BRITISH GUITAR BAND" と、イギリスNME誌に絶賛された VIVA BROTHER 。
実際に彼らのデビュー・アルバム『Famous First Words』を聴いてみる。うん、UKで普通に育った音楽好きの少年たちが、奇を衒わず素直に自分たちの演奏したいものをやると、当然こうなるよなぁ…と納得の一枚です。
ブリット・ポップ黄金時代を彷彿とさせる楽曲群。耳障りの良いキャッチーな曲が並んでいます。そこかしこに感じられる Blur や OASIS の影響、そしてその二大巨頭へと繋がる先人たちが切り開いてきた道の延長線上に、確実に彼らは位置しています。
ただの懐古趣味でも、劣化コピーでもない。むしろ、あの時代を知っているリスナーにさえも「なかなか良いよね」と言われる時点で、それはかなり凄いことなのではないかと。
まさに王道。
十年後が楽しみです。
とにかく貶してみる
"THE RETURN OF THE GREAT BRITISH GUITAR BAND" と、イギリスNME誌に絶賛された VIVA BROTHER だけれど、このキャッチコピーをつけた NME のライターも、90年代のブリット・ポップ黄金時代にどっぷりと浸かっていた人なのだな、きっと。
はっきり言って、聴くべきものは何もない。ただの懐古趣味、という言い方も出来るし、黄金時代のあの音をなぞっただけでオリジナリティが全く感じられないのも…といった感じです。
アルバムに収録された楽曲群も、確かに耳障りのよい、キャッチーな曲が並んでいます。でも最初から最後まで起伏に乏しい一本調子。正直、いささか退屈を覚えてしまいました。
曲調は Blur のコピー、ヴォーカルの節回しや言動の尊大さは OASIS のコピー。これが本当に「ブリット・ポップの未来を担うバンド」だとしたら、その未来は暗澹たるものだと思わざるを得ません。
かつて 1970年代に、ブルース・スプリングスティーンのライブを観て「私はロックの未来を見た」と記したジョン・ランダウ。彼のような眼力が、はたして NME 誌にあるのか無いのか。
十年後が楽しみです。
"THE RETURN OF THE GREAT BRITISH GUITAR BAND" と、イギリスNME誌に絶賛された VIVA BROTHER だけれど、このキャッチコピーをつけた NME のライターも、90年代のブリット・ポップ黄金時代にどっぷりと浸かっていた人なのだな、きっと。
はっきり言って、聴くべきものは何もない。ただの懐古趣味、という言い方も出来るし、黄金時代のあの音をなぞっただけでオリジナリティが全く感じられないのも…といった感じです。
アルバムに収録された楽曲群も、確かに耳障りのよい、キャッチーな曲が並んでいます。でも最初から最後まで起伏に乏しい一本調子。正直、いささか退屈を覚えてしまいました。
曲調は Blur のコピー、ヴォーカルの節回しや言動の尊大さは OASIS のコピー。これが本当に「ブリット・ポップの未来を担うバンド」だとしたら、その未来は暗澹たるものだと思わざるを得ません。
かつて 1970年代に、ブルース・スプリングスティーンのライブを観て「私はロックの未来を見た」と記したジョン・ランダウ。彼のような眼力が、はたして NME 誌にあるのか無いのか。
十年後が楽しみです。
わはは。
とりあえず、良いとか悪いとかは置いといて、個人的にはこのアルバム大好きです。自分の中にある懐古趣味を刺激されているのか、それとも新しい何かを感じてわくわくしているのか、それはちょっと判断がつかないけれど。
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