Crosseyed Heart / Keith Richards。

「どのように歳を重ねるか」「どんな爺さんになるか」というのは自分の残りの人生に於いてかなり大きなテーマだったりするのだけれど、キース・リチャーズ。この人は本当に格好良い年齢の重ね方をしているな。若い頃のアウトローなパブリック・イメージを何処かの時点でチャラにするわけでもなく、そのまま厚みと重みを増して、いい爺さんになったものだ。

で、ソロ名義のスタジオアルバムとしては通算3枚目のこれ。

 Crosseyed Hearts / キース・リチャーズ:2015

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輸入盤は15曲、日本盤はボーナストラック付きの16曲収録になっています。ご留意を。

相変わらずの高い楽曲クオリティ。もう何だか余裕たっぷりの趣です。

11トラック目は彼にとっては珍しいデュエット曲。お相手は、いろんな所にちょいちょい顔を出すノラ・ジョーンズ。かなり良い。

6トラック目はレゲエ・シンガー、グレゴリー・アイザックスの名曲 "Love is Overdue" のカバー。何故かタイトルは "Love Overdue" に変わっているのだけれども。このあたりは昔からジャマイカ好きなキース・リチャーズらしい選曲ですな。で、ボーナストラックは、ジャマイカの伝説のサウンドクリエイター、リー・ペリーが参加した "Love Overdue" のバージョン違い。「あの頃のReggae」な感じが良い。

Lee "Scratch" Perry も御年70を超えていると思うのだけれど、まだまだ現役なのだな。

リー・ペリーが関わった「あの頃のReggae」をもっと聴きたいならば、こちらのコンピレーション。

 The Upsetter Selection: A Lee Perry Jukebox

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60年代後半からの彼の割りかし初期の作品を集めた、いわば入門盤。お薦め。

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