自転車のCO2排出量は、もちろんゼロ。動力源である人間の呼吸による排出は計算に入れません。自転車に乗っていようが、歩いていようが眠っていようが呼吸は必須な訳で、これを削減しろ! なんていう人は居ませんね、おそらく。
自転車との比較のために、自動車のCO2排出量を調べてみましょう。
クルマのCO2排出量は、燃費から計算することができます。国土交通省のWebページに計算式が載っている書類があった。
→ 燃費一覧について｜国土交通省｜※注：PDFファイル
ガソリン車の場合は
1km走行あたりのCO2排出量[g-co2/km] = ( 1 / [燃費値km/l] ) * 34.6 * 67.1
だそうだ。たぶん今走っているクルマの平均燃費は15km/lくらいなので、それを上の式に入れて計算してみると、クルマは1kmあたり0.15kgのCO2を排出していることになります。クルマに乗るのを止めて、自転車で6キロちょっと走れば1kgのCO2削減。
そんな計算をしてくれるサイクルコンピュータが、いくつか発売されています。
→ サイクルコンピュータの比較はコチラ。
キャットアイのやつは、上の国交省の計算式に基づいて、自転車の走行距離からCO2排出削減量を計算して表示してくれます。ブリヂストンのe*metersの方は、公式ページを見ると「4.3キロ走るごとに1kgのCO2削減」と書いてある。そしてe*meters、公式ページでメンバー登録すると、CO2排出削減量をみんなで共有できるというちょっと面白い機能が付いています。
「オレも環境問題に貢献してるんだぜぃ!」というのを数値で示してくれる「CO2排出削減量計算機能付きサイクルコンピュータ」、限りなく自己満足に近いものがあるかもしれませんが、この時代ならではのプロダクトですな。
自転車にもエコポイントを付けてくれないかなぁ...と切に願うのでした。
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