(この記事は最速で2010年パリーグの優勝の行方を計算するページのドキュメントの一部です)
チームAと、チームBがあるとします。
シーズンが進んでゆくと、ある時点で
「Bチームが残り試合を全勝しても、AチームがBとの直接対決以外を全勝すれば、BはAを最終勝率で上回ることができない」...という状況になることがあります。つまり、Bチームは自分がベストの成績を残したとしても、自分の力だけではAチームを上回ることができない。BがAよりも上位に行くためには、他のチームがAチームに土をつけるのを待つしかない ... ということで、「BはAを自力で上回ることができなくなった」と表現します。この状態が「Bに自力優勝の可能性がなくなった」状態です。
Bがどんなに頑張ったとしても、自力ではAを抜くことができない = 少なくともひとチーム(この場合はAチームです)は、常にBよりも上位にいることになる = Bは自分の力だけでは首位に立つことはできない = 自力で首位に立てないということは、もちろん自力で優勝できない = 自力優勝の可能性が無い
日本のプロ野球は6チームでリーグ戦を戦います。A、B、C、D、E、Fの6チームで戦っているすると、チームAについて
A以外の5チーム(B,C,D,E,F)全てが自力でAを上回る可能性が無くなった
ときに、チームAに「優勝マジック」が点灯します。
マジックナンバーの算出方法は以下のとおり。
AがBとの直接対決に全敗しても、残りの試合で○勝すればBを上回れる。
AがCとの直接対決に全敗しても、残りの試合で○勝すればCを上回れる。
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...と、それぞれのチームに対して必要勝利数を求めて、それの最大数(=少なくとも○勝すれば全てのチームを上回れるという勝利数)が「マジックナンバー」です。言い換えると「Aチームは、残り○勝すれば優勝できる」ということですな。チームAが勝利すればマジックナンバーは減りますし、対象チームが負けてもマジックナンバーは減ります。まさに優勝へのカウントダウンとして機能するわけです。
Aチームに負けが混んでくると、
A以外の5チームのいずれかに、自力でAを上回る可能性が復活する
ということが有り得ます。その時点で「優勝マジックが消滅」します。
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