森高千里を初めて認識したのはNHKのドラマ『まんが道』だった。藤子不二雄の自伝マンガの実写版ね。調べてみると1987年の放映。森高千里は清楚で素朴なヒロイン役だったと思う。で、そのあと88年の『ミーハー』、1989年のシングル『17才』で大ブレイク。『まんが道』の素朴な感じはどこへやら、キツめのメイクと、美脚を前面に押し出したあざといコスプレ姿に驚かされたものです。
作詞はもとより、自ら楽器の演奏していたし、そのうちドラムまで叩きはじめたのも驚いた。当時、ドラムの腕に関しては賛否両論だったような気がしますが、個人的にはビートルズのリンゴ・スター、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのモー・タッカーと並んで、森高は世界三大天然ドラマーのひとりです。あのドラミングは誰にも真似できない。素晴らしすぎる。
とりあえずベスト盤でも聴いておくのです。
iTunesとmoraでは何故か曲数が少ないので注意が必要です。あの名曲『雨』が省かれています。きっとオトナの事情なのだろう。
とにかく森高千里と小泉今日子のふたりは、「アイドル」という言葉で括ることのできない、特別な存在なのです。この気持ち、わかるよね?
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