お茶の間に本格的に火をつけたのは、7月に発売されたコレ。
ジブリの名曲 + ピアノ + 四つ打ち。これは良いところに目をつけた。11月25日には特典付きの枚数限定盤が発売されるみたい。
そして間髪入れず「J-POPの名曲をハウスでカバー」という、Bossaバブルにも通じるやり口のアルバムが8月にリリースされましたね。巷のヴィレッジヴァンガードでは、今でも店内でガンガン流れている。
収録曲は...蕾 / 愛唄 / 島人の宝 / 永遠にともに / 惑星タイマー / Lovers Again / Precious / ロビンソン / 月のしずく / 眠れぬ夜は君のせい。
大した主義主張も無く、ただPOPで心地よくて聴きやすい。そういう音楽の需要は、ポール・モーリア楽団の時代から絶える事は無いのです。
「POPで心地よい」ことだけを追求するのって大変な苦労なんだよね、作る方は。
しかし、この手のカバーアルバムに必ず入るスピッツ楽曲。曲の完成度の高さと大衆性がハンパないんだろうなぁ。
で、来年の1月には
うちら80年代、90年代を生きてきた人間にとって、ハウスの四つ打ちリズムを世間に浸透させた一番の功労者は我らが小泉今日子。
1989年リリースの『KOIZUMI IN THE HOUSE』(→iTunes:試聴あり)は、その名の通りハウスミュージックをJ-POPに取り込んだエポック的なアルバムです。
この時期のKYON2は、先鋭的で格好良かったなぁ。1991年の『Afropia』(→iTunes:試聴あり)も、エスニックなリズムをJ-POPの文脈で見事に消化した傑作。アフロやラテンのリズムの曲の間に、違和感なく名曲『あなたに会えてよかった』が挟まっているバランス感覚は見事としか言いようがない。リマスターして再発してくれないだろうか。
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