彼のフルスイングで、ボールはあっという間に左中間の中段へと消えた。
4月26日、ヤフードーム、対西武。
ホークス1点のビハインドで迎えた8回裏の先頭打者は、代打・アダム。
起死回生の同点ソロホームラン。
今シーズン見た中で確実にベスト5に入る、素晴らしく美しいホームラン。
客席から思わずスタンディングオベーションをしたくなる当たりって、そうそう無いぞ。
アダム・ハイズデュ。
好きだったなぁ。過去形にならざるを得んのが、ちと寂しいが。
何が好きだったかって、あの打球のスピード。打球の速度だけだったらメジャーの一流どころにも引けを取ってなかった。あんな当たりを生で見せてくれたのは、ケビン・ミッチェル(←しかし古いね)と、昨年の日米野球のライアン・ハワードぐらいのもんだ。
もうちっとバットがボールに当たってくれたらなぁ。
「アダム帰国。ホークス退団濃厚」のニュースをネットで読んでいたとき、iPodからちょうど流れてきたのがケツメイシの「さよならまたね」。うちのiPodは、たまに思いもかけぬ良い選曲をしてくれる。
来シーズンも帰ってきてくれねぇかなぁ。
フル出場したら30本近く打ってくれると思うんだけどなぁ。打率は2割そこそこかも知れんが。
他球団も調査に乗り出しているようなので、また是非、日本でプレーを!
ホークスじゃなくても、出来ればパ・リーグの球団で。
『また会えるさ、この場所で』
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