Ubuntu 16.04 に PHP5 をインストール。

PC版へ 2016年04月24日

さて、Ubuntu の新しい LTS 版・16.04 がリリースされたので、これを試しにクリーンインストールしてみた。

で、PHP のパッケージをインストールしようと Synaptic パッケージマネージャを立ち上げてみると、Ubuntu 16.04 では PHP のバージョンが 7 なのだな。

php_version.png

いやいやいや。PHP5 が良いのだけれど。

ネットを検索してみると、PPA を公開してくれている人を発見。素晴らしい。

PPA for PHP (5.6, 7.0) | Ondřej Surý - launchpad.net

では早速、Ubuntu 16.04 に PHP5 をインストール。

手順は AskUbuntu で紹介されているものを参考に。

  1. すでにインストールされている(かもしれない)PHP 関連のパッケージを探して、不要なものをアンインストール。
    ターミナルで、
    dpkg -l |grep php | awk '{print $2}'
    としてやると、現在インストールされている PHP 関連のパッケージがわかります。バージョンが混在していると多分不味いので、不要なものをアンインストール。

  2. 上記の ondrej さんの PPA をリポジトリに追加。
    sudo add-apt-repository ppa:ondrej/php
    公式ページの説明では詳しくありませんが、そこではいくつかの PPA を公開していて、
    • Ubuntu 14.04 〜 16.04 向けの PHP 5.6 と 7.0 : ppa:ondrej/php
    • 14.04 〜 16.04 向けの PHP 5.6 : ppa:ondrej/php5-5.6
    • 14.04 向けの PHP 5.5 : ppa:ondrej/php5
    • 12.04 向けの PHP 5.4 : ppa:ondrej/php5-oldstable
    となっています。OS のバージョンが 16.04 で、PHP5 をインストールしたいならば、必然的に上の2つのうちどちらかをリポジトリに追加することになりますね。
  3. パッケージライブラリをアップデート。
    sudo apt-get update

はい。

試しに Synaptic パッケージマネージャ を立ち上げて確認してみると、

php_5.6.png

ちゃんと来てますね。

そうしたら後は、自分に必要なパッケージを選んでインストールするだけ。名前に "PHP5.6" が入っていることを確認しつつ、パッケージを選択・インストールしてください。

とりあえず apache2 やら、その辺りで必要になるパッケージをインストールしてみた。apache を立ち上げて、phpinfo() を表示させてみると、

phpinfo.png
Apache のとりあえずの設定については こちらのページ を参照してください。

それから、Apache に PHP モジュールを読み込ませたら(ターミナルで sudo a2enmod php5.6 したら)、apache2 がエラーで立ち上がらん! …というときは、"libapache2-mpm-itk" がインストールされているかどうか確認してください。
パッケージマネージャや apt-get でインストールできます。

うん、大丈夫なようですね。

と、ここまでは特に問題がなかったのだけれど、公式リポジトリから phpmyadmin をインストールしようとしたら、依存ファイルとして php 7 のパッケージを要求されてしまうのだな。

これはどげんかせんといかん、と思いつつ、今日は疲れたのでここまで。

【2016.04.27 追記】
phpMyAdmin については『buntu(16.04)にphpMyAdminを手動インストール。』をご覧ください。

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