Ubuntu(32bit)に Google Chromeがインストールできないのを何とかする。

PC版へ 2013年10月17日

Ubuntu 12.04 で Google Chrome が正常にアップデートできないことに気が付いた。上手くインストール/アップデートできない Chrome のバージョンは 30.0 あたり。

エラーの内容を見てみると「ファイルの依存関係が解決できない」と言われているのだけれど、その「依存関係を解決できないパッケージ」というのが、

の3つ。

これらは64bitシステム用のライブラリで、うちで使っている32bitシステムの Ubuntu12.04 には本来必要なさそうなものなのですね。

調べてみると google-chrome-stable_30.0.1599.101 のパッケージ内容自体が間違っとる…ということらしい。

参照フォーラム(英語)

まあGoogleさんのことなので直ぐに対応するとは思うのだけれど、急を要する場合は google-chrome-stable を削除して google-chrome-unstable をインストールすると良いです。現在配布されているUnstableパッケージ(バージョン32.0、またはそれより新しいもの)は、この問題がfixされているようです。動作も特に問題なし。

どうしてもStable版が良い、というときは、上記の参照ページに書いてある方法でパッケージの内容を書き換えてインストール。

やり方を引用しておくと、

$ apt-get download google-chrome-stable
$ dpkg-deb -R google-chrome-stable_30.0.1599.101-1_i386.deb 304017

$ sed -i 304017/DEBIAN/control \
    -e 's/30.0.1599.101-1/30.0.1599.101-2~304017/' \
    -e 's/lib32gcc1 (>= 1:4.1.1), lib32stdc++6 (>= 4.6), //' \
    -e 's/libc6-i386 (>= 2.11), //'

$ sudo chown root:root 304017/opt/google/chrome/chrome-sandbox
$ sudo chmod 4755 304017/opt/google/chrome/chrome-sandbox

$ dpkg-deb -b 304017
$ sudo dpkg -i 304017.deb

パッケージを取得 → 展開 → 問題箇所を書き換え → パーミッションを弄ってから再パッケージ → 書き換えたものをインストール …という流れ。

なんだかよく判らん…というときは、もう一字一句違わずに作業すればよろし。パッケージ取得のタイミングによってはバージョン番号が違ったりするかもしれません。Chromeの他のバージョンが既にインストールされていると怒られる場合があるので、その時はそれらを削除してから。

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